乱筆乱文縦横無尽

2009年11月03日
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カテゴリ: 読書日記

人類学者レビストロース氏死去=構造主義の父-100歳(時事通信) - goo ニュース


寝不足もかかわらず夜更かしをしていたら驚きのニュース悲しいニュースですが、まだクロード・レヴィ=ストロースが生きていたことにも驚かされました。100歳だったそうです。乱読時代に主著『悲しき熱帯』を読んだことを思い出しました。合掌。



悲しき熱帯(1) 悲しき熱帯(2)
※中央公論新社(中公クラシックス) 2001年 ★★★★★


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今日は10月27日に読み終えた『 借金取りの王子 』を紹介します。副題にあるように、山本周五郎賞受賞の『 君たちに明日はない 』の続編にあたります。



借金取りの王子 (楽天ブックス)




君たちに明日はない (楽天ブックス)
※新潮社(新潮文庫) 2007年 ★★★★★



簡単に内容を紹介しておくと、主人公の「村上真介」は当該企業に代わって社内のリストラを実行していく「リストラ請負会社」の社員という奇抜な設定。人間観察力と臨機応変な立ち振る舞いが求められる仕事であり、主人公はまずまず有能。しかし自分の私生活になると一転だらしなく、登場人物のセリフによれば「まるでラティーノ」という人格設定で、彼女は8歳年上の気の強い女性「陽子」。この二人のやり取りの小気味の良さだけでも面白い小説です


本書でリストラの対象となって登場するのは、デパートの外商に生保の管理職、ノンバンク支店長に地方のホテル従業員など、バラエティに富んでいます。


涙腺が思わず刺激されるのは、表題ともなっている「借金取りの王子」。ややクサいと感じる部分はあるものの、キャラクター設定が秀逸で、二人を思わず応援したくなりますまた、「真介」が提案して始まった新たな業務に関する短編「人にやさしく」も、何だかやる気の湧いてくる話でした。ちなみにこの「人にやさしく」とはブルーハーツの名曲から取られたタイトル。無性に聴きたくなりました


「リストラ請負人」などという職は、もちろん実在するとは思えませんが、あったとしても世間的評価は低い職業でしょう。それでも「真介」は、達成感や充実感とは異なる「何か」を求めて、熱心に仕事に励みます。


その「何か」とは、私が思うに「極道」だと思います。どんな「道」であっても、それを「極」めること。その「極道」というモチベーションが正解だとすると、作者の他のシリーズである『 ギャングスター・レッスン 』などの「悪漢小説」とも、本書は接点があるように思うのです。お薦めの一冊です。


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Last updated  2009年11月04日 03時38分21秒 コメントを書く
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おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

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