乱筆乱文縦横無尽

2010年06月30日
XML
カテゴリ: 読書日記
クリックで救える命がある。


午前中は仕事をしようかと思っていましたが、昨晩の雨の中のジョギングで疲れていたせいか、目が覚めたら昼過ぎでしたというわけで、今日は完全オフ。駅前のブックファーストで、海堂尊氏の『ジーン・ワルツ』を購入し、さっそく読了お酒も飲んだし、明日からまたがんばります。


ジーン・ワルツ

ジーン・ワルツ

価格:500円(税込、送料別)


※海堂尊 『ジーン・ワルツ』 新潮社(新潮文庫) 2010年 ★★★★★


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ


さて、今日は5月21日に読み終えた『 民族とネイション 』を紹介します。副題は「ナショナリズムという難問」。著者の塩川伸明氏はロシア現代史(ソ連・ロシア)の専門家です。


民族とネイション

民族とネイション

価格:777円(税込、送料別)


※塩川伸明 『民族とネイション』 岩波書店(岩波新書) 2008年 ★★★★☆


「民族」「ネイション」「ナショナリズム」「エスニシティ」など、用いる人によって意味内容の異なるこれらの用語を整理するところから本書は始まりました。その中でも、「ナショナリズム」を4つの類型に区分する考え方は、妥当性が高いと思いました。それを私なりにまとめれば、「統一ナショナリズム」「独立ナショナリズム」「単一ナショナリズム」「ディアスポラ」と整理できます。


現代の日本においてとくに問題視するべきなのは、言うまでもなく「単一ナショナリズム」です。それは「われわれは一つの民族である(はず)にもかかわらず、その一体性を十分自覚していない連中がいる。そういう連中の民族的自覚を高め、われわれの一体性をもっと強めなければならない」(p.24)というもので、いわゆる「偏狭なナショナリズム」に他なりません。一国内におけるさまざまな地域的格差(複線的発展)から目を背け、都合のよい共通の物差しを取り出して「一体感」を創出しようとする狡知は、歴史学的な観点から言えばもはや「歴史捏造主義」の域に達しています


あえて一言付け加えると、アイヌやニヴフ(ギリヤーク)などを題材にして現代日本に言及してもらえると、こうした「民族問題」がより身近に感じられると思った次第です。難しかったです…。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 クリックお願いします







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010年07月01日 02時06分31秒
コメントを書く
[読書日記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Calendar

Profile

Sonic

Sonic

Archives

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月

Comments

おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: