乱筆乱文縦横無尽

2010年08月31日
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カテゴリ: 読書日記
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何とか仕事を終えて帰宅。さりとて本を読む気力はなく、今宵は爆睡します


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さて、今日は7月11日に読み終えた『 国際連盟 』を紹介します。副題は「世界平和への夢と挫折」。第一次世界大戦後に設立され、第二次世界大戦後にひっそりと解散した国際連盟の歩みを解説する好著です


国際連盟

国際連盟

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篠原初枝 『国際連盟』 中央公論新社(中公新書) 2010年 ★★★★★





国際連合については明石康氏の『 国際連合 』(岩波新書)などがありますが、たしかに国際連盟の解説書はこれまで読んだことがありませんでした。そんな本書が書かれるきっかけは、「 国際連盟について書かれた一般書は戦後ないので、新書を書いてみませんか 」(p.271)という編集者からのお誘いだったとのこと。つまり戦後初の快挙と言えそうです


国際...

国際連合

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明石康 『国際連合』 岩波書店(岩波新書) 2006年 ★★★★☆
※国連事務次長を務めた著者による国際連合の解説書。国際連盟にも多少触れています。


この一冊があれば国際連盟という国際組織の概要が見渡せる著作 になっています。国際連盟と同時代の世界史にも目を配りながら、パリ講和会議での議論、戦後(第一次世界大戦後)の大国間の綱引きの様子、国際連盟と日本の関わり、日本が起こした満州事変やイタリアによるエチオピア侵略、そして勃発した第二次世界大戦と国際連盟の衰退までを書き切った労作です。


個人的に面白く読んだのは二箇所。一つは連盟で活躍した 石井菊次郎 と 安達峰一郎 について詳しく知ることができたことです。石井は日本の中国に対する特殊権益をアメリカに認めさせた石井・ランシング協定で知られる外交官、安達は連盟の機関の一つである常設国際司法裁判所所長に就任した外交官で、「 当時は『近代日本が生んだ最高の外交官』という賛辞をされた 」(pp.178-179)ほどの人物だったそうです。安達の名は恥ずかしながら初めて知りました


もう一つは国際連盟の最後について詳しく知ることができた点です。これまた自分の無知をさらけ出しますが、国際連盟は第二次世界大戦の混乱の中で自然消滅のような具合で解体されたと誤った理解をしていました。しかし、 実は国際連合が発足してからも国際連盟は存在しており、約半年間両組織は並存していた とのこと。そして国際連合は、その理念からしても国際連盟から発展したと考えられるべきものであることを確認しました。


第二次世界大戦の惨禍を制止することはできなかったものの、史上初の国際組織である国際連盟の歩みは注目されるべきものです。著者には国際連盟と日本との関わりなど、さらに掘り下げた書籍を今後著されることを願いたいと思います。


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Last updated  2010年09月01日 02時10分31秒
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おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

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