2006年06月01日
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カテゴリ: ミカン
メタポリックシンドロームのことを書いている最中にこんな新聞記事を見つけました。




過労で「脳・心臓疾患」、05年度労災認定は過去最多

 過労により脳出血や心筋梗塞(こうそく)などの「脳・心臓疾患」を発症した労働者のうち、2005年度に労災の認定を受けた人は04年度と比べて12%増え、過去最も多い330人に上ったことが31日、厚生労働省のまとめで分かった。

 うつ病や仕事上のストレスなどが原因の「精神障害」とともに、労災を請求した人も最多となっており、同省は「厳しい職場環境と過労への認識が広がり、医療機関でも受診しやすい態勢が整備されているためではないか」としている。

 同省によると、05年度に「脳・心臓疾患」で労災を請求した人は869人。認定された330人(前年度294人)のうち、「過労死」は157人(同150人)だった。
(読売新聞) - 6月1日0時43分更新



「過労死」の原因は一体何なんでしょう?こういう記事の論調では、
「企業のリストラで正社員は慢性的な時間外勤務の負担を強いられている」
とか、
「一人当たりの仕事量が多すぎて、それがストレスの原因になっている」

「亡くなった人はメタポリックシンドロームが原因」
とか
「高カロリー・高脂肪の食事による生活習慣病が原因」
だとは誰もいいません。

でも、40歳代、50歳代の働き盛りの脳出血や心筋梗塞(こうそく)などの「脳・心臓疾患」はまさに「メタポリックシンドローム」が原因なのです。

一体どんな基準で「過労死」かそうでないのかが決められるのでしょう?同じ仕事でも、ある人にとっては「過労」と感じ、ある人にとってはそうでもないと感じるでしょうから、これはかなり個人差があるものです。

tetywestにはひとつ提案があります。「過労死」と「メタポリックシンドローム」の因果関係を調べてみてはいかがなものでしょう?

なくなられた方には気の毒だと思うのですが、要するに死んだ後で労災に認定されるかどうかが問題ではなくて、「過労死」しないことが大切なのです。過労死の原因を「会社が忙しいから」と責任を他へ転嫁するのではなく、自分でできる予防手段があるのではないでしょうか?

05年は過去最高の人数が認定されたそうですが、私たち一人一人が発想の転換をしない限り毎年その記録が更新され続けるのではないかと心配です。






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最終更新日  2006年06月01日 20時33分17秒
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