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深居

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2008.05.13
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カテゴリ: 図書室



西加奈子作品。
ああ。困ってしまいましたよ~。これはとてつもなく困ってしまったのです。
わたしの弁慶の泣き所。それは「動物モノ」だったりします。

サクラという名前の犬とともに、綴られるある家族の物語。
サクラは物語の中心にはいないけれど、そっとそこに居ます。変わってゆく家族の絆に寄り添うように。そっと。そっと。
そして家族の絆というものを切ることの出来ない重要な存在としてそこに居います。そっと、静かに。でも確実に。絶対なる存在感で。

この小説は犬の話ではなく、いろいろな「愛」の話だと感じます。
「何かを愛すること」は、自分でかかえきれなくなったり。それはとても苦しい感情を伴うものだけど、いろんな形があるのも事実。

そして。何かを「失うこと」を忘れてしまうと。

必ず「何かを失う」事実に子供の頃は気づかない。気づかずに過ごせる子供時代というものを持てるのは、それで幸せだとわたしは思う。
何を「失う」かは、人それぞれ違うけれど。
失ったときにどうしてその後の自分を見つめるか。
それが難しい。ああ。こんな話じゃないんです。この小説は。
とってもよい。心が痛くなるくらい。よいんですよ。

今日は我が家のネコをたくさんなでて、ふぎゃー(やめてくださいな~)と言われるくらい、なでくりたいと思います。



深居





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Last updated  2008.05.13 07:43:57
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