昔キースは格好良かった。特に日本のファンはみんなキースが大好きで、キースのソロコーナーがあんなに盛り上がるのは日本だけ、と言われていた。アメリカではキースコーナーはトイレタイムだったと言うからね。まあ、今のキースにはそれがお似合いだ。 実はキースの一番格好いい姿は日本では見れていない。いや、そもそも「キースのソロコーナーは格好いい」という幻想(!)は映画Let's Spend The Night Togetherでの姿があまりにも格好良かったからにほかならないのではないか。実際、Steel Wheels Tourでのキースは今よりは数百倍格好いいけど、既に現在に至る道筋が見え始めていた、と思うのは勿論今だから言えることで当時は死ぬほど格好良かったけど。Can't Be Seen好きだったし。
ミックがメンバー紹介をして、最後に「And now Keith Richards sing for you, Little T&A」の言葉を残しステージを去った瞬間にラフに始まる。メンバー+マックだけのシンプルなバンドも今では味わえないケド、ロニー&マックのコーラス(フェイシズだ!)も全然ハモってなくて、変に上手くて無駄に主張するバーナード・ファウラーの1億倍は格好良い。演奏、ヴォーカル共に誰一人丁寧にやろう、という意思が無いのにぐちゃっとグルーヴしてるこの感じ。俺が一番好きなこの曲の姿はここにあって、スタジオヴァージョンさえ物足りない。勿論まるで演歌でも歌ってるような2008年のヴァージョンは論外。折角の再演だが一個も嬉しくなかった。