先日(11月5日)は、松浦市星鹿町くんちの撮影へ行った。近場ながら星鹿くんちは初めてだった。星鹿漁港も昔の賑わいはないらしい。漁港の前には巨大な火力発電所がある。発電所がない時代は、ハマチの養殖で活気があった。発電所建設に付きものの保証金、貰った大金?は使えば空になる。保証金が新築御殿に大半が化けた人もいると聞く。
くんちは羽黒神社、どこにもある無病息災と豊作、豊漁を願う伝統行事だ。くんちに付きものの太鼓や笛の音に合わせて、みこしを担ぐ大人たち。ここも高齢者の集落、主役は剣道着姿の子どもたちに少女の巫女。くんちのお下りは細い裏町を練り歩く。みこしは魚港から大漁旗の船に乗って30隻ほどが隊列を組みんで海上へ。漁船は、安全と大漁を願って三周した。
天候は真っ青な秋晴れ、爺さんは港から撮影、堤防が時折、大漁旗の勇壮な船を遮り気に入る撮影が出来なかった。昔の星鹿くんちでは道行く人に、ご馳走を振る舞って歓待したそうだが、今じゃ車社会で飲酒も出来ない時代。そんな風習も二度と戻るまいが、心にとめていたい日本の文化である。
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お下り、間もなく出発
長老が見守る中、羽黒神社を下る神輿
少女の巫女
子供達と言葉を交わす、人気者の天狗様
徒歩でお通りの神官様
神輿は漁港で祝詞をあげる
御祓い(おはらい)
神輿船を見る人たち
家のお父ちゃん、どの船かな・・