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荒木がベストナインを初受賞した。打率も悪くないし、盗塁は2位だし…、けど私はあの守備で獲ったんだと思ってみたい。荒木雅博27歳。中日の元気のいい若手から、セリーグのトッププレーヤーの1人になったこと、本当に嬉しい。あのさわやかな笑顔が、もっともっと輝くのを、これからも楽しみにしている。井端は2年ぶり2度目。井端の受賞についてはもう、当然としか言いようがない。ただし注目は得票数が全選手中1位だったこと。195票中185票が彼の得票である。「玄人好み」と言われる井端らしい。つまり目の肥えた記者さんたちに、今シーズン、全選手の中で最も評価されたのは井端なのだ。受賞が当たり前のレベルになった今、この「超一流」の証明ともいえる結果に、私はひそかに大きな価値を感じて、一人で喜んでいる。地味で堅実なプレーヤーのようでいて、そこはかとなく華もある。井端弘和29歳、これからどんな大輪を咲かせてくれるんだろう。
October 28, 2004
あの日も、敵将の胴上げをこの目で見た、負けたからといって投げ出して帰らず、この目に焼き付けて。あの日サヨナラヒットを打った伊東が、今日は監督で胴上げされている。あの胴上げをベンチで見ていた落合が、また監督としてベンチで見ている。 「私はこの悔しさを絶対に忘れない。だからお願いです…」 絶対に次は日本一になってください。語りかけた相手は、今日解説をしていた彦野じゃなかったか。5回の裏が無得点に終わって、私は一度彼らを見捨てた。そしてパソコンに向かい…しばらくして経過を見ると、松坂が投げている。バッターは代打・高橋光信。相手はエース、こっちは代打の切り札。「見てやんなきゃ」。見てやんなきゃ。そう思った。彼らは投げてない。相手もこの点差にエース投入。真剣勝負、なめてない。見に行ったときには、荒木が2塁打で出塁したところだった。この回はやっぱり無得点だったけれど…9回表、岩瀬投入。最後に来て、「うちの最後は岩瀬」ってこと。9回裏、リナレス、豊田の初球をたたいて出塁、続く谷繁のレフトへの打球を和田が処理できず2ベース、これで2・3塁、さらに井上一樹、センター前に執念のタイムリー、これで1点。よく粘った、よくやった。「もしかして」「まさか」「でも」「お願い!」そして森章剛。ランナー1・3塁、1・3塁か…「ゲッツーはやめてね…」。思ったとおりになってしまった、しかも初球、なんてあっさりした攻撃なんだ…。その間に1点。けれどもう2アウトだ、西武ナインはベンチから今にも飛び出しそうになっている、あっさりおわらないでよ、ひええ渡邉か…コリャダメだ…終わってみると、あれで負けたんだ、と思える理由はいくらもある。石井を全く打てなかった、第3戦の岡本の降板タイミングのミス、荒木・井端が第6戦で完全に封じられた、ここへ来て孝介の不在がなんて大きいと感じたか…でも…。どんな思いで、胴上げと表彰を見ていましたか。あなたたちが悔しいなら、私も悔しい。いい戦いだった。それは事実、私の見に行った第5戦なんて、本当にすばらしい試合だった。憲伸の奪三振ショー、井端の盗塁、一樹の捕殺、立浪とアレックスのHR…これだけの要素が詰まった濃い試合、そう見られるものじゃないでしょう?でも、結果は結果だ。この悔しさ、忘れられないよね。だからこの悔しさを、強さに変えてほしい。きっとできる。今年チームを作ったあなたたちが、さらに大きくなるときを、信じている。
October 25, 2004
私は、私でしかない。ただの「私」である。でもその「私」は、進化し続けていく。
October 21, 2004
井端は脅威の「粘り」打者である。今シーズン、対戦した投手に投げさせた球数は2500を超えた。犠打は18で堂々リーグ1位である。四球は54でリーグ7位だが、上の6人は金本ペタジーニウッズローズ岩村と、強打者ばかり。彼らの場合は投手が勝負を避けたり、際どい所に放った結果四球となっていることも多いわけで、井端の場合ほとんどが粘り勝ちの四球というのはちょっと意味が違う。荒木が比較的ひらめきの人なのとは対照的に、井端は状況に合わせて何でもやる。荒木が出塁するとその力は存分に発揮されて、送りバントにヒットエンドラン、待って走らせる、右打ちで進塁させる…何をやってくるかわからない。荒木が倒れれば代わりに出塁しようと切り替える。打率は3割を超えたし四球も多いから出塁率は.367。ちなみに2番が本職のバッターでは種田が.357、清水が.338である(宮本さんは.350あるが規定打席数に達していない。それから初めのころ2番だった嶋くんって人が.389ですごいけど、彼はすでに中軸バッターだからなしね)出塁すれば自ら盗塁も試みる。結果、21盗塁はリーグ3位、上位2人はご存知阪神・赤星とそして荒木。盗塁王を狙って取りに行った2人である。守備のうまさは言うまでもなく、特に送球の安定感はすばらしい。失策数がなんと4! それもついこの間までは「2」だった(つい最近続けて2つやってしまったのだ)。ショートに飛んだら「絶対に」アウトである。ショートゴロのときは、1塁への送球を待たなくても、井端が捕球した時点で私は迷わず拍手するが、早合点になることははない。
October 15, 2004
昨日のすぽるとで特集してた。さすがプロ野球ニュース。たまに「かもにが」とかつまらない企画もあるけど、通モドキの私を楽しませてくれます。3年前にまだ48番をつけていた井端を応援し始めた。そのころいっしょに見に行った先輩が井端井端と騒いでいたのを覚えていて、4月に「井端活躍してるね」と言ってくれた。返した私「井端もいいけど、今年は荒木ですよ!」。荒木の打率はいつも、.285前後で、「3割に乗りそうでなかなか乗らない」。「それって、一応安定してるんじゃない?」と家人は言った。…そうかもしれない。けど、荒木は固め打ちする。ってことは、ぜんぜん打たない日もあるってことじゃん。打率が.312くらいになったことがあったけど、私は逆に心配になった。この後ぜんぜん打たなくなるかも…?だから猛打賞も多い。4安打以上の試合が、イチローを抜いて「9」、新記録になった。へんなやつ~。そういう個性が、なんだか好きだ。全日程終わって、結局.292。荒木にしては驚きの高打率。いいじゃん荒木。今年の伸び幅はすごいよ。♪ぴぽぽぽっぽぽーん!だね!ちょっと、時間ないので、続きは今度。
October 13, 2004
って失礼だけど、ダイエーとしかイメージしていなかった正直…。このまま終わったら西武優勝じゃんかよ! って、頭ではPOの仕組みわかってたのに、突然「えーなんだよそんなのありかよーダイエー勝つと思ってたのに(根拠なし)」みたいに思ってしまった。バカかしら私。データ上は西武有利だったのにね。9回裏土壇場に、鳥越だったからやってくれると思った。前の打席出てすごい雰囲気良かったし。で、執念の2塁打。これでムード変えたし、柴原がタイムリー打って同点になったときはいけるかなと思ったけどなァ。松中がぜんぜんだめだったのが、結局最後まで効きましたねえ。で、西武だよ…いいんだけど…敵を敵だと思いやすくなりましたね、ダイエーよりも。あ、それに、西武ってことは見にいけるぞ! ぜんぜん眼中なかったですね、試合後のセレモニー見ながらそういう状況だってことを思い出した。明日M君に頼んで取ってもらうことにしよう。けど21日仕事みたいな飲み会なんだよなァ、第5戦だよ、なんかやな予感しない?私だけ? 88年第5戦でやられてるからさあ。4-1で負け(!)ってありそうじゃん、勝ちだと思わないところが変に現実的、っつうか悲観的で私らしくないかも知んないけど。頼むからそういう展開にならないでよね…。和田くんは悪いまま終わっちゃいましたね。しかも2回途中でKOなんて最悪に近い結果で。それを言うなら横山も、サヨナラ負けのでの黒星が今年最後の試合になっちゃって、それも重いなあ。そういうものなのかもしれないけど。
October 11, 2004
2軍の「日本シリーズ」は見所がいっぱいで超おもしろかった。中日対日ハム。中日の先発は朝倉。対する日ハムの先発は、19歳ルーキーの須永英輝。これが8回まで散発2安打の無失点というピッチング。速球派で左腕で、まだ19歳。今日の中日は、筒井壮、森、関川なんていう中日ファンじゃなくても知っているようなメンツを揃えているのに、このピッチング内容。いいなあ日ハム。こんな生きのいい若いピッチャーがいて、北海道で根付いてきてさらに勢いが増すってもんだ。いい捕手と組ませて見てみたいなあ(無理だけど)。楽しみだなァ、私来年コイツを応援しようかしら。なーんて言っていて、あれよあれよという間に最終回。依然3-0で日ハムリード、このままなら須永は初の完封で日ハムの日本一だ。ところがこれも1軍のベンチ入りもしている仲澤が、今日2本目のヒット。続く酒井・関川にもいい当たりのヒットをされ、1点取られたところでとうとう交代。須永は今季10勝しているけれど、完投は1度もないそうである。この場面、「完投、いや完封できちゃうかも」っていうところで、3連打を浴びてしまうのはどう考えてもプレッシャーである。やっぱりまだ19歳の新人だ。日ハムの岡本監督は交代を告げた。ベンチに下がる須永に、スタンドから歓声と拍手が起こった。ベンチ内でも、監督をはじめ、握手で労われていた。出てきたのはベテラン11年目の関根。今季の(2軍の)抑えのエースだそうだが、99年には1軍で12勝もしている、抑えて当然の投手である。しかし佐々木さんは言った。「8回まで須永の内容を見ていて、今日は出番はないだろうと、油断していたと思う。スクランブルに近い状態で出てきて、ベテランとはいえ、どうか…」その言葉どおり、4番・森にいきなり四球。これで満塁。続いて5番・筒井壮。バットに願いを込めて、振った一打はランナーを2人還すタイムリー、これで同点! 1塁ベース上でうれしそうにする笑顔が印象的だった。これで、須永の勝ちは消えてしまった。中日ベンチは、ここで代打・土谷を送り出す。土谷は1軍で代走などで何度も出場している、これも生きのいい選手だ。土谷が叩いた1打は右中間へ「いい当たり!」。これがサヨナラ2塁打となって、中日が優勝を決めた。土壇場の逆転勝利。カメラは、もみくちゃにされる土谷と、ベンチでじっとそれを見つめる須永を交互に映していた。右端に「4×」とだけ入ってあとは全部「0」のスコアボード。すごいゲームだ。しかしこれが野球である。そして、これが2軍の野球なんだろうと私は思った。あと1イニングというところで、プレッシャーに負けずに投げられるようになるために、鍛えるところがファームである。球を速く、制球をよく、ミートをうまく、する練習のためだけのところではないんだろう。中日は、朝倉、関川、紀藤、1軍の優勝にも貢献した森など、名の知れた選手も結構出ている。夜のニュースをいっしょに見ていた友人は思わず「中日ずるいゾ」。そんな気もするが、今年の中日は頻繁に選手を入れ替えて戦ってきたのだから、1軍半の選手が大量にいるのは当然である。それに今日の日ハムのラインナップだってそんなには違わない。そもそも、2軍とはそういうところなのではないのか。関川は若い選手をプレーで引っ張っていたそうである。例えばチームで戦うとはどういうことか、プレー以外のことも肌で感じて身につけていく場なのではないか。中日の若いナインは、あきらめずに粘っていくことでこうして勝利を手にすることもできると学んだでしょう。期待を背負って代打に立った土谷鉄平、監督が指名した土谷が打てたのは偶然ではない、普段があってこその必然だ。抑えられている中で2安打した仲澤、4番を任され勝負どころできっちり四球を選んだ森、笑顔でムードを作れる筒井壮、朝倉は自信を取り戻しただろうか、まだ彼も25歳なのだ。こういう彼らが上をうかがっているから、ドラゴンズは強かったのじゃないのか。そして、最後にもう一度言う。日ハムは、緩急をつけて打者を翻弄することのできる、こんなに生きのいい選手がいて、本当に楽しみだ。うらやましい。希望があって、すばらしいことだ。頑張れ須永! 今日のことを自信してほしい。課題も見えた。来年きっと大きなステップを上がっていくと、信じている。
October 9, 2004
何も変えずに、このままいくだけです。と荒木はさわやかに答えた。いい笑顔だった。こんなにいい感じのやつだと初めて知った。今日立ち読みした月刊ドラゴンズにインタビューが出てて、監督が選手には適性というものがあると言ったそうで・・・と聞かれて即座に「そうですそうです!」みたいに言っていた。考えすぎるとはまるらしい。わはは。フォアボール選ぶより悪球でも打ってしまう荒木が、やっぱり2番より1番に向いているってこと。打率が3割きってるのに、得点圏打率が3割以上あってリーグ3位だったり。荒木って面白いやつだ。そして今日の優勝記者会見でのさわやかな受け答え。いいなあ荒木。セレモニーは当然ながら孝介も来ていた。包帯みたいなのを巻いて痛々しかったけど、笑顔だった。本当なら孝介、記者会見に君もいただろうに。最後までいっしょに戦えなかった。それだけが本当に心残り。グランドを一周した後、なぜか立浪も胴上げされていて、「だったら井端選手会長もやってあげて・・・」といっているそばから井端も胴上げされていた。よかった、良かったね井端。何も変えず、このまま突っ走ってくれたらいい。荒木が塁に出れば井端はなんでもできる。立浪はちょっと調子落としているけど、勝負強さは不調の今でも敬遠されるほどだ。川上憲伸気迫のピッチング、岩瀬、岡本、平井、落合のリリーフ陣の落ち着いた投球。何も変えず、このまま行ってください、そしてそのさわやかな笑顔を、また見せてくれるよね!
October 1, 2004
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