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塾ですので受講料というものを頂戴しております。
1ヶ月週1回で約1万円ほどの月謝です。
これを安いと思うか高いと思うかは皆様次第です。
問題は何に対してこの1万円の価値を感じてもらうかなんです。
例えばA君。
A君は算数が苦手で1から10まで教えてもらわないと困る、と保護者から要望があったとします。
さてA君に対してどのような指導が必要なのか?求められるのは1から10まで教えてもらわないと困る、という保護者の要望をどのように応えるのか。
1から10まで説明しっぱなしのことを1から10まで教えるということなのか?
そうではないと思います。ティーチングではない、あくまでもコーチングが必要だと私は常に思っています。答えは子供が持っています。その答えを導き出してやるのがコーチの勤め。
この保護者はは必ず勘違いをします。どんな勘違いかというと、1から10まで教えてもらったから出来るようになったんだ、と。何の説明もせずにそのまま放置していると効果が現れなくなったら1から10まで教えてって頼んだでしょ!どうなってんの!?と大クレームでしょう。決め付けは良くありません。これは私がここでいうまでもありませんね。指導の様子を聞いて子供の様子を聞いたときに、「そうなんだ」と承認してあげることが大切なんです。そうやって新たなお子さんの一面を垣間見ることが出来るのも塾ならではなんですね。ここに1万円の価値を見出してもらえればありがたいですね。
1から10まで説明して理解できる子供は塾には来ません。自分で解答を見て理解します。ではなぜ塾に来る必要があるんでしょうか?「自分で理解できないからじゃないか!」とお叱りを受けるかもしれませんね。確かにそうです。自分で解決する手法なりを知りえないから教えを請いにやってくるのです。
では我々塾人に求められるのはその問題解決の手法を身につける手法を伝授すればよいのか?それも必要なことだとは思いますが、それだけでいいんでしょうか?2x-5=15のxの解が10であることはすぐにわかりますが、小手先の技術を知って本質を知らずでいいんでしょうか?今の日本の教育の問題点はそこにあるのではないか、と最近つくづくそう思います。
受験のためにテクニックを授ければそれでいいんだ、合格こそに価値がある、確かにそうかもしれません。ある種「僻み」に聞こえるかもしれませんが、私は学校が時間の都合で本質を割愛するならば、あえてその割愛する本質を子供たちに伝授したい。ものごとにはすべてにおいて本質が存在する。根っこを見つめてこそ最善の解決策が見つかる。2x-5=10の解を求めることよりも方程式の本質を子供に伝えたい。上手く伝えられるかどうかが問題だが・・・
強育論 2008.09.18
ファンドマネージャーの心境 2008.07.28