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小1の保護者が子どもを連れてきて、「自習させて欲しい」と仰った。
ここまでは良しとしよう。
「わからないところがあるみたいなんでちょっと見てやってもらえないですか・・・」
質問程度ならいいだろうと言うことで「安請け合い」してしまった。
小1といっても、いろんな子どもがいます。既に掛け算をやっている子もいれば、足し算すらまともに出来ない子どももいる。「自習」にやってきた子どもはどちらかというと「後者」に近い状態の子どもでした。
算数の宿題があるからといってプリントを出してきて問題を解き始めた。
「7-3」は・・・ 平気で「6」と書いている・・・
「10-4」は・・・ 「3」と書いている・・・
「8-3」は・・・ 「9」と書いている・・・
さすがに放って置けなくなり、その子の隣に座った。
それから格闘の時間が続くことになろうとは思いもしていなかった・・・
「どんぐりはいくつありますか?」・・・「7こ」
「栗はいくつありますか?」・・・「4こ」
「どんぐりは栗よりいくつ多いですか?」・・・「7こ」
「○○君、絵をよく見てね。どんぐりは栗よりいくつ多いですか?」・・・「7こ」
(
ここで「オハジキ」登場)
「よく見ててね。赤いオハジキが7こあります。青いオハジキが4こありますね。」
「では、赤いオハジキは青いオハジキよりいくつ多いですか?」・・・「4こ」
(見かねた同僚がそばへやってきて代わってくれた)
「○○君、赤いオハジキがいくつある?」・・・「7こ」
「そしたら、そこから4こ隠してみようか。いくつ残った?」・・・「3こ」
「そうそう。それでいいんだよ。じゃあ次やってみようか」・・・
結局、約60分丸まる同僚が付きっきりで宿題を片付けました。
「これって立派に指導料請求してもいいですよねえ。」
同僚の最後の私への報告はこの言葉だった・・・
それからいろいろと同僚が私にその子に関して教えてくれた。
妄想癖というか自分で想像して話をでっち上げるらしい。
「僕のパパは車を7台も持ってる」とか「夏休みは旅行に何回も行った」など。
そんな話を講師にするそうなのですが、必ず最後に「パパに言わんといてな」と付け足すそうだ。
つまり、作り話だからパパに話すと叱られるので言わないでね、ということらしい。
それともう一つは、自分が正しいと思っている答えを言わない、ということ。
以前、学校で正解を言ったのに先生に「違う」といわれ、それからトラウマになっているらしい。そのことをパパに何度も話したのに、パパは取り合ってくれなかった、と講師に話をしたらしい。だから、自分の答えに自信がもてなくて適当な答えを言うような性格になってしまったのではないか?という同僚の見解だった。
確かに、私とのやり取りでも、適当に答えているようなところがあった。
同僚と問題を解いている時は割りと素直に答えるらしい。
しかし、自習といいながら、しかもわからないところをちょっと見てやってください、といわれても、60分丸まる面倒見てしまった。これは、我々が勝手にそうしただけなのでお金を請求するのはどうか・・・
かといってあのまま放っておいたらとんでもない答えを書いて帰るのは目に見えて明らか。しかも保護者は怒鳴り込んでくるだろう。ちょっと見てやってくれといったのになぜ見てくれんのだ!と。
「ちょっと見る」って曖昧な表現ですね。
どこまで見れるのか?しかも小学校1年生。
自習というレベルではないか・・・
そもそもの間違いは小1に自習させることが間違いなのか?
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