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2006.03.12
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カテゴリ: 子供たち
「子供の事故は半減できる」という内容で放送されたNHKスペシャル。
子供の死亡原因の1位を占める事故死。
日本の子供の事故死率は、他の先進国に比べ1.7倍という統計。
繰り返される事故。続く悲劇。
こういう事実を知って、何を考えますか?


番組中たびたび出てくる、子供を事故で無くした親御さんの後悔。
「あの時目を離さなければこんなことにはならなかったのに・・・」
しかし番組では、子供の事故の原因は親だけではないと説きます。

子供の事故は、これまでほとんどが親の不注意として捉えられてきました。

だからこそ、事故は一向に減らないのだといいます。

番組の結論としては、こういう事故情報をくみ上げるネットワークを作ってこなかった行政と、有効な対策を講じてこなかった業界団体の責任といいたいみたいでした。
また、そういうネットワークの構築を妨げるものは、事故が起こった場合の親の不注意がその原因の全てであるといった見方をする周囲の環境であるといいたいようでした。

原因のなすりつけあいの是非はさておき、そういう仕組みがなかったのは事実として受け止めなければなりません。
そしてしかるべき人たちに、早急に具体的なアクションとして取り組んで欲しいものです。


事故は起こるべくして起こるものです。
原因もなく事故は起りません。
それに、予測不可能な子供の行動が加われば、何が起こるか分かりません。
安全対策に終わりはないのです。
難しいですね。



周囲の環境が、物事の本質から大きくずれ、必要以上に親を悲しませることがある。

先天性異常の原因として、一部に喫煙や薬物などがあげられますが、そういった外的要因はごく一部で、ほとんどの場合は、突然変異だといわれています。

しかし、世の中にはまだまだ誤解している人が大勢います。
妊娠中に何をした?みたいな古い考えを持つ人がまだいるということです。
母親を責めることが意味のないことだと理解できない人が大勢います。
それによって、母親が落ち込んだりすることがあっても、周囲の理解を得られず、苦労する人もいると聞きます。



こういう間違った考えを掘り起こし、正しく有効な知識を与えることこそがマスコミの使命だと私は思います。
しかし、本質的な問題の根源を見出しその対策を世に問うことが重要であって、一方的な価値観の押し付けや、特定の人たちを悪者にすることは何の意味もないことだと思います。

果たして今のマスコミにその能力はあるのでしょうか。

私の目には、あるように見えません。
何か事件が起った時、マスコミがしているのは単なる集団いじめだと、私の目には映ります。
世論のガス抜き。



いろいろ言われているNHKですが、私は結構見てます。
(独り言:まあ、一連のNHK関連報道も、とりあえずNHK叩いとけみたいな集団いじめでしかなかったような気がしてならないんですが。そんなことして意味あんの?)

(独り言2:まあこのNHKスペシャルも、とりあえず行政の無責任だと言っとけみたいな固定観念に縛られているようでしたが。もっと他の視点はないの?)


しかしまあ、こんな良質な番組はやっぱりNHKにしか作れないとおもいます。
頑張って欲しいものです。



ではごきげんよう。







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最終更新日  2006.03.13 19:45:11
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