家庭内単身赴任?オヤジの手酌日記

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2007年12月06日
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テーマ: 徒然日記(25409)
カテゴリ: 趣味いろいろ
今晩は。独酌です。


人間と吸血鬼のハーフであるダンピールですが、男の割合が圧倒的に多いそうです。一説にはダンピールとして生まれてくるのは男のみであると言い、女性として生を授かった場合にはブヨブヨした血の塊のようなゼリー状の身体をして生まれてくるので、すぐに死んでしまうとも言われます。
死んだ人間が吸血鬼として蘇った場合には、家族のもとへ訪れる確立が高いのですが、男の吸血鬼の場合は妻の生血より体を求める事が多く、結果ダンピールが生まれます。生まれた子供は、吸血鬼を発見・退治する特別な能力を持つと信じられていました。
女の吸血鬼の場合は夫の体にはあまり未練は無いらしく、あっさりと血を吸い尽くして殺してしまいますが、極まれに子供をつくる場合があります。この時に出来た子供は殆どが女になるそうです。
血を吸い尽くされて死んだ亭主は、その後に吸血鬼として蘇る訳ですが、自分を吸血鬼にした相手には絶対服従なので死んでからも尻に敷かれる事に・・・恐ろしい。

以上の事柄の真偽の程は確かではありません(如何せん独酌は実物に会った事も見た事もありませんから)が、少なくとも【ダンピール】と名乗る【吸血鬼ハンター】は世界各地に存在し、人々から礼金をせしめて結構な暮らしをしていたと言います。
アルバニアの【吸血鬼ハンター】はタンバリンを鳴らして吸血鬼を誘き寄せて殺したと言いますが、何故タンバリン?
またセルビアでは、吸血鬼は目に見えないとされている為、ダンピールを名乗る【吸血鬼ハンター】は1人で笛を吹いたり走り回ったりして、最後に「吸血鬼は死んだ」と宣言するだけである。言ったモン勝ちだなぁ・・・日本でも似たような事をやっています。もっともこちらは豊作を願う神事で、選ばれた男が農耕の神様と相撲をとる様を独りで演じるものです。これがホントの「一人相撲」。


なんか胡散臭い・・・この連中に頼らずに自分たちの手で何とかしましょう! という方はじっくりとお読み下さい。

Lesson1『まず予防』

出てきた吸血鬼を退治するのは大変なので、大切なのは吸血鬼が出現しないよう予防策を講じることです。虫歯や風邪と一緒で日常の予防が大切です。
セルビアでは、埋葬する前の死者は手足を縛って動けないようにし、更に埋葬を行う際に墓地への行きと帰りで違う道を通ります。死者の魂が肉体に戻るのを邪魔する事と、万が一、吸血鬼になってしまっても、甦った死者が道を間違えて村に帰って来るのを防ぐ為でした。
日本でも平安時代の陰陽師が同じような事を【方違:かたたがえ】という呼び名でやってます。
カルパチア地方では遺体の運搬には橇を用います。その方が揺れが少なく、死者が目覚めることが少ないとの理由からです。多くの場合、吸血鬼は自分の遺族のもとに帰ろうとするので、遺族は服を変えたり、髪や髭を伸ばしたりして変装します。
リトアニアでは、自殺者や犯罪者のように、吸血鬼になる可能性のある死体は首を切り落とし、ダルマティアでは全身に釘を打ち込んで動けないようにしました。刺のある蔦でぐるぐる巻きにしたり、ロープで縛って動けないようにする方法もありました。
普通に寿命をまっとうして死んだ人でも、あの世への旅の渡し賃や宿代がなければ帰ってくる怖れがあるので、口の中にコインを入れて埋葬しました。もっと単純で安上がりな手段として、柩を釘で密閉し上に重い石をのせるという方法もあります。
これらの方法以外にも吸血鬼の存在が信じられていた地方では、墓に大量の【黍:きび】を撒く、【大蒜:にんにく】を置く、【茨:いばら】を置く、一定期間墓の周りで火を焚き続けるなどの予防措置がほぼ全ての死者に対して行なわれていました。
セルビアの一部では吸血鬼は骨がないと考えられ、その身体は悪魔が【鞴:ふいご】を使って膨らませたと信じられているので、これを防ぐため、屍体に空気が抜けるように傷をつけておくと言います。
この為か吸血鬼は尖ったものを嫌うと信じられ、薔薇は匂いだけでも吸血鬼を追い払えると信じる地方もあります。

Lesson2『見破ろう』

まず相手が吸血鬼であることを見破る必要がありますね。

吸血鬼がどんな服を着ているかというと、独酌は小説の『ドラキュラ伯爵』の格好を思い浮かべるが、これはハミルトン・ディーンという俳優が考えて舞台で大当たりをとり、その後の映画へと引き継がれたものでベラ・ルゴシ以降はずっとこれ(まあ、最近のロストボーイ、インタビューウイズバンパイア、ブレード等はその限りではないが)で映画『ドラキュラ都へ行く』には、伯爵が「もっとラフな格好がしたいんだけど出来ないんだ」という意味の台詞を吐くシーンがある。これは、上流階級の面子のせいで下賤の格好が出来ないという意味なのだろうが、現代社会においてハロウィーンの時期以外にこの格好をしてる奴を見かけたら、一応は疑ってみるべきだろう。
そこで、実際の見破り方ですが、まず蝋燭に火を灯し、照らしだされた相手の足もとを見る。影が無ければ吸血鬼。
吸血鬼には影が無いとされています。影は生きていることの証明だからです。しかし相手によっては影を持ち、生者がその上に立つだけで死ぬこともあるという物騒な奴も。
次に鏡に映してみます。鏡に映らなければ吸血鬼。
鏡は生者を映すが、吸血鬼は生死どちらの世界にも属さないので鏡に映らないと言われます。もっとも、この鏡云々の話は、かなりローカルな伝説です。影と鏡の話はやはり『吸血鬼ドラキュラ』が有名にしたものでしょう。通常、吸血鬼は十字架を見せると怯むし、大蒜の臭いも非常に嫌うので、正体を見破るのは初心者にも割と簡単である。

Lesson3『防御しよう』


まず戸締りを厳重にする。これは吸血鬼相手に限った事ではありませんね。空き巣やドロボウにも有効です。
前に書いた通りに、大抵の吸血鬼は家人の承諾が無いと中に入れないので外から呼ばれても答えない。こちらもまた吸血鬼以外の借金取りなどにも有効な手段です。
万が一吸血鬼の策略にかかった場合に備え、あちこちに大蒜の束を吊るしておく。大蒜が悪を退けるとの言い伝えは古代エジプトにその源を持つと言います。東欧の吸血鬼は基本的に強烈な臭気を嫌うとされています。日本にも同じ発想があります。
田んぼや畑に立っている【案山子:かかし】がそれで、元来は色々な物を燃やしてその悪臭で鳥や虫を追い払うものでした。『嗅がし:かがし』が転化して『かかし』となりました。
しかし、死臭は強烈なものなので、「どんだけぇー!」の臭いを嗅がせれば吸血鬼が逃げるかは不明です。通常、アメリカの司法関係者は死体の損傷が激しい現場に入る際は、鼻の穴に直接メンソレータムを塗り込み葉巻に火をつけて吹かしてますね。独酌も何回か出くわした事がありますが、クッサイですよぉー!
吸血鬼によっては霧に姿を変えて小さな隙間から侵入してくる恐れもあるので、鍵穴やドアの隙間を塞ぐ事も忘れてはならない。それから人間が害を免れても家畜が襲われる可能性があるので、家畜小屋の方にも大蒜を吊るさねばなりません。もし大蒜がないなら、何でもいいから嫌な臭いのするもの、極端な話、牛糞や人糞でも効力を発揮すると言われてます。ということは、マサイ族は襲われないという事に。
家自体が牛糞で出来ています。
次に、辛子・亜麻・芥子・胡麻・黍などの細かい物を撒いておく。
亡者は何かにのめり込む性質を持っているので、それらを拾ったり数えたりせずにはいられなくなると言います。
同じ理由で、ドアに魚網をかけておくと、吸血鬼はその編み目の数を数えるのに熱中してしまい、家に入ってこなくなると言います。
地方によっては墓の中に結び目の沢山ある紐を入れておく習慣があります。甦った死者はそれを解くのに手間取って外に出ることが出来なくなるのだと言います。死者は「1年に1つの結び目しか解くことが出来ない」という都合の良い決りがあるらしいのだが、【東方正教】では結び目は屍体を腐敗させない効果があると信じられ、吸血鬼対策としては逆効果になってしまいます。
それはともかく、特定の物に拘るという性質を利用した退治法は他にも存在し、例えば吸血鬼とおぼしき屍体から靴下を片方だけ脱がして川に捨てておくと、吸血鬼はそれを探しまわって、最後に川に落ちて溺れてしまうと言います。
川といえば、吸血鬼や魔女は流れる川を泳いだり渡ったりすることが出来ないとされています。水は【悪】を流し去ってしまう性質があるからで、ギリシアには吸血鬼を島流しにするという話があります。
だったら柩の中に水を注いで吸血鬼化を防止すれば良いのでは?
そう独酌は思うのだが、この方法が採られている場所は無いようである。簡単だし安くつきそうなのに、なんでだろう?
他にも吸血鬼が恐れる物として、刺のある植物が挙げられます。
尖った植物には霊力が宿っていると信じられ、特に刺のある野薔薇の蔓でつくった十字架は大いなる威力を持つ。また、薔薇の花弁と香りは悪に対する強力な武器となり、その花は酸のように吸血鬼を焼くことが出来ると言います。
女性は香水や化粧品などでご存知でしょうが、ブルガリアのカザンラク地方に【Rose dolina:ローズドリナ=薔薇の谷】と呼ばれる世界一の薔薇の産地があります。この地にも吸血鬼伝説があるのは何故かは判りませんが、ヨーロッパで薔薇は超越的な霊性のシンボルとして考えられていました。また蝋燭は象徴的に太陽の光を表し、霊的な意味でキリスト繋がるものであると考えられました。従って夜でも蝋燭を灯しておけば大丈夫、と言いたいところだが、ドラキュラ伯爵は明るい灯火や暖炉の燃える部屋でも平気であるし、そもそも東欧の伝説では、日中でも平気で歩き回る吸血鬼も多いです。
『吸血鬼カーミラ』のカーミラは昼でも全然平気で、賛美歌さえ流れてなければ教会すら大丈夫なようです。ではどうするか?

残念ながら、本日の授業はここまで。明日は実践編です。
(字数制限に引っ掛かりました^^;)





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Last updated  2007年12月07日 03時04分55秒
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