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カテゴリ: 読書
 新聞等で時々名前を目にする稲盛和夫氏。中小企業から世界的大企業京セラとKDDIにしただけあって理念がすばらしい。

 心に残ったのが「利他」(世のため人の為に尽くす心)の精神。“家族のために働く、友人を助ける、親孝行をする・・そうしたつつましくささやかな利他の心が、やがて社会のため、国のため、世界のためといった大きな規模への利他へと地続きになっていく。ただし、利己と利他はいつも裏腹の関係にあることを気をつけなければならない。会社のため、家族のための行為には利他の心が含まれているが、「会社が儲かればよい」「自分の家族さえよければよい」と思った途端に、それはエゴとすり替わり、そのレベルにとどまってしまう。そういう低いレベルにとどまらないためには、より広い視点から物事を見る目を養い、大きな単位で自分の行いを相対化して見ることが大切となってくる。”と稲葉氏は言っています。

 すばらしいと思うことはその精神をさまざまな場面で具体的に行動に移していることです。言うは易し、行うは難しですが、実際に“自分が得た資産(あるいは会社から預かった資産)は私有のものにしてはいけない、社会に還元するのが筋である”という考えのもとにいろいろなことを手がけています。さまざまな社会貢献事業をすすめたり、先端技術、基礎科学、思想・芸術の各分野ですばらしい業績をあげ、多大な貢献をした人の功績を讃えようという趣旨から200億円を投じて「京都賞」を創設して表彰したり。(現在ではノーベル賞に匹敵する国際賞として高く評価されているとか)その他にもいろいろ。

 自分を高めようとすることは大切、でもそれは自分自身だけを見つめるのではなく周りによい影響や利益をもたらす成長でありたい。自分がよい方向に成長すれば自ずと周りによい影響を与えることができるものだとは思うけれど。そして、自分にできることは何かを考え行動に移していくことが大切。そんなことを改めて感じました。





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最終更新日  2005年01月22日 00時08分15秒
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