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今年度最後の読み聞かせがありました。今回も3年生の学級。 読んだのは2冊。1冊目は おかえし 村山桂子 作 織茂恭子 絵 たぬきの家の隣に引っ越してきたきつねは、お隣さんにあいさつにイチゴをもって伺います。喜んだたぬきは、"おかえし"をもってきつねの家へ。そして、きつねは"おかえしのおかえし"をもってたぬきの家へ。止まらないお返し合戦。もっていくものも面白く、絵と合わせてくすっと笑えます。絵には細かな仕掛けがあって、何回も見るとまた色々なことに気がつく絵本です。 子供たちからは「やっぱりね~」とか「えっ~」という驚き「全部、入れ替わっちゃった~」などの声が聞こえてきました。"おかえしのおかえしのおかえしです"などおかえしをするたびに"おかえし"という言葉が増えていくのですが、それを指折り数えて「うん、合ってる」と言う子もいて面白かったです。 2冊目はこちら。 わすれられないおくりもの スーザン・バーレイ 作 小川仁央 訳 賢くてみんなから頼りにされていたアナグマ。ある日、アナグマは「長いトンネルの むこうに行くよ さようなら」という短い手紙を森のみんなに残して死の世界へ旅立ちます。 アナグマの死を悲しむ森の仲間たち。それぞれが、アナグマとの思い出を思い起こし、その出来事をみんなで語り合います。 そうしていくうちに、アナグマは目の前にはいないけれど、決して無になったのではない、彼が生きた証や受け継いだものがそれぞれの心の中で生き続けているということに気づき感謝していきます。 子供だけでなく大人にもオススメの絵本。私が↑の本を買ったのは大学生の時でした。当時亡なった従兄弟と重ね合わせていたことが思い出されます。 子供達はとても静かに聞いていました。 ちなみに同じアナグマの出てくる本もありますよ。 アナグマのもちよりパーティ ハーウィン・オラム 文 スーザン・バーレイ 絵 小川仁央 訳 アナグマがもちよりパーティを開くと言います。みんなジュースやふうせん、ぼうしなど色々なものを持って行きます。でも、モグラはもっていくものがありません。そんなモグラの様子を見てアナグマはそっと耳打ち。そのおかげでとっても素敵なパーティに・・。 "きみじしん"が素敵な贈り物。どの子にもそれぞれのよさがあって、どの子も人を楽しませることができる。そんなことをこの本から感じ取れたらいいなと思って、以前読み聞かせでも読んだことがあります。 今年も月に1~2回、いろいろな学級に入って読み聞かせをしてきました。朝の時間を使ってなので、8時20分には学校に着いていなくてはいけなくて、ちょっと慌ただしいですが、子供達との触れ合いは楽しいものです。 また、4月になって学級の様子、雰囲気も変わると思いますが、できれば続けていきたいなと思います。
2010年03月16日
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先週は、3年生の学級での読み聞かせ。読んだ本は2冊。 100万回生きたねこ 佐野洋子 ベストセラー絵本。 100万回も生まれ変わり、生き続けてきた猫。いつも飼い主に飼われ、死ぬ時は飼い主は泣き悲しみますが、いつもどの生でも猫は死ぬのなんか平気でした。 ある時、猫は誰の猫でもなく、野良猫でした。その生では白猫と出会い時を過ごすことによって、穏やかな日々を送ります。そして、初めていつまでも生きていたいと思いました。その後、100万回生まれ変わった猫は、もう生まれ変わりませんでした。。 なぜ、最後の生の後は生まれ変わることがなかったのか。今までの人生(猫生?)と何がねこにとって違ったのか、どうして今までは死ぬのが平気だったのかなどいろいろなことを子供達それぞれが考えてほしいなと思って読みました。 大人にもおすすめの絵本です。 もう一冊は、 わらしべちょうじゃ さいごうたけひこ 文 さとう ちゅうりょう 絵 日本の昔話。観音様のお参りに行った帰りに、一本のわらしべから、あれよあれよという間に長者になるというお話。 テンポがよく、次は何に変わっていくのだろうと引き込まれるところがいいです。本によっては微妙に異なっているので、読み比べてみるのもいいかもしれません。 実際には、「わらしべちょうじゃ」を読んでから、「100万回生きたねこ」を読みました。読んだ後に考えるような余韻を残したかったので。 読み聞かせの時は、たいてい名作童話や昔話、またはテンポのよい、ちょっと笑えるような本を読み、その後に(特に高学年では)心に響いて欲しいお話を読むことにしています。低学年では、楽しく短い本を3冊読むこともありますけどね。
2010年03月11日
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今年度の読み聞かせもあと2回です。 先日は、“図書ボランティアさんに感謝する会”というのが開催され、子供達からお礼の言葉や、お礼の手紙の束をいただきました。ボランティアの方からも、それぞれ一言ずつ体育館のステージに上がって全校の前で話をしてくださいと言われ、久々にちょっと緊張しました。何とか、急いで考えをまとめて話をしたのですが、家に帰ってきた子供達からの反応は、「お母さんはちょっと話が長かったよ~」でした でも、今週読み聞かせに行った学級では「あっ、この間〇〇のことを話してくれた人だね~」と声をかけてくれる子がいて、話の内容を覚えていてくれて嬉しかったです 今回読んだ本はこちら。 ないた赤おに 浜田廣介・作 いもとようこ・絵 一読するのに15分くらいかかるので、今回はこの1冊だけ。長いのでちょっと心配していましたが、子供達は真剣に聞いていました。 初版は1965年の名作絵本。子供の頃に読んで感動し、本を買ってもらったことを覚えています。 〈本の内容〉 山の中に赤鬼が住んでいました。赤鬼は人間と仲良くなりたいとずっと思っています。 ある日、決心をし、“心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます”と立て札を家の前に立てておきました。 けれども、鬼というだけで怖がって、村人は誰1人寄ってきません。鬼は悲しみ、悔しがり、しまいには腹を立てて折角作った立て札をめちゃくちゃに壊してしまいました。 そこに青鬼がやってきます。赤鬼の話を聞き、しれならいい案があると持ちかけます。それは、青鬼が悪者になって村を襲いに行く。そこで赤鬼が登場して村人を守るために青鬼をやっつけるという芝居をうつことでした。 それでは、あまりに青鬼に悪すぎると、気が進まないながらも、青鬼に連れ出され芝居をうちます。 そのおかげで赤鬼は村人達と仲良くなることができ、赤鬼の家は毎日村人たちでにぎわいます。。 しかし、青鬼は一度も顔を見せません。ある日、赤鬼が青鬼の家を訪ねていくと、そこには赤鬼に対する張り紙が・・。 この物語は色々な切り口からとらえることが出来ると思います。 赤鬼の気持ちの変遷。青鬼の気持ち。 得たものと失ったもの。 何かを失わないためにはどうしたらよかったのか。 なぜ赤鬼は人間と仲良くなりたかったのか。それに対して青鬼は孤独でもよかったのか。 などなど、他にも色々と考える要素があります。 私個人としては、赤鬼が心をこめて作った立て札をめちゃくちゃに壊してしまった時の気持ちと 「何かめぼしいことをやりとげるには、きっとどこかでいたい思いかそんをしなくちゃならないさ。だれかがぎせいに身代わりになるのでなくちゃ、できないさ」 という青鬼のセリフが心に残ります。 この本は教員をしていたころに、学芸会で劇(オペレッタ)として選んだものでもあり、そういう意味でも思い入れがあります。 演じる練習をしていく中で、それぞれの登場人物の気持ちなどを考え、みんなで練り上げながら作りたい、それぞれの立場により感じる思いが違うということにも気がついて欲しいと思い取り組みました。 そして、練習していく中で、子供達の歌い方や動きが自然と変わっていったことを実感し、作品によって成長したことを感じました。 読み聞かせでは、一読するだけであまり深いところまで考えたりすることはできないかもしれませんが、自分が子供の頃に感じたようにまた読んでみようと思ってくれる子がいたらいいなと思います。 また、絵本の裏表紙に描かれているヤマユリの花が印象的です。(読み聞かせをする時は必ず裏表紙まで見せるようにしています) ないた赤鬼は、いもとようこさんの絵以外にもたくさん出ています。 ないた赤おに nakaban 絵 泣いた赤おに 梶山俊夫 絵 ないたあかおに 池田竜雄 絵 ないたあかおに 岩本康之亮 絵
2010年02月26日
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先週は、5年生での読み聞かせでした。読んだ本は2冊。 しあわせの王子 ワイルドの名作絵本。およそ100年前に書かれた本です。小さい頃に何度も読んだ本で、印象に残っていたので選びました。 街を見下ろせる高台に立っている金の王子像。目はサファイアででき、ルビーがはめられた剣を持っています。人々はその像を「しあわせの王子」と呼んでいました。 しあわせの王子は、町を見下ろしながら、貧しい暮らしをしている人がたくさんいることに気がつきます。 ある日、群れから遅れてやってきた1羽のつばめに「つばめくん、ずっとむこうの通りに病気の男の子が見えるんだ。でも、貧しいのでお母さんは薬も買えない・・。お願いだ。わたしのつるぎのルビーをぬきとって、あのお母さんに届けてくれないだろうか」と頼みます。初めは、群れに追いつくために断っていたツバメも王子のひたむきな思いに負け、願いを聞き入れます。その後もツバメは王子の願いを聞き続け、暖かい南国へ渡ることなく、貧しい人々に王子の身からはぎ取ったサファイアや金箔を一枚一枚剥がして届けるのです。そして、ある寒い冬の日に・・。 とても静かに子ども達は聞いていました。ほとんど黄色と黒色のみで表されている絵からも悲しみや感じられます。冬の寒い時というのが余計にこのお話の内容を際だたせているように感じます。 もう一つは、 やくそくするね。 杉本深由起:文 永田萌:絵 (何度試しても、画像のリンクがうまく貼れませんでした・・。本は売り切れ。だからかな?関係ないかな?) 阪神淡路大震災について描かれた絵本。今年の1月17日で、もうあの地震から15年が経ったのですね・・。 読み聞かせた5年生の子達がまだ生まれる前の出来事。でも、17日にニュースや新聞で震災から15年目ということを聞くに付け、少しは子ども達にも知っていて欲しいという思いから、震災について描かれた絵本がないか探したところ、見つかったのがこの本でした。 震災ではたくさんの子ども達も亡くなりました。尊い命を奪う震災の恐ろしさや受けた悲しみということだけでなく、 この本は亡くなった子ども達の夢や希望をつないでいくということまで描かれています。 表紙は、神戸のルミナリエ。神戸ルミナリエは、阪神淡路大震災犠牲者の鎮魂の意と神戸の町の復興と再生の願いを託し、大震災の起き1995年12月に初めて開催されたイルミネーション。このルミナリエの映像をにはニュースで見ることがありましたが、たくさんの光が亡くなった方ひとりひとりの光の輝きのように感じました。 子ども達は、この本についてどう感じてくれたかな。震災についても何か感じとってくれたらといますし、夢をつないでいくとことがどういうことなのか、また自分のもっっている夢や目標は亡くなった誰かの夢や目標であったかもしれないとちょっと思いを馳せてくれるといいなと思います。
2010年02月02日
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今週は、久しぶりに学校での読み聞かせがありました。インフルエンザの影響でしばらくなかったので。 今回は3年生の学級。寒くても子供達は元気ですね~。楽しそうな子ども達を見ると、こちらも元気になります。 読んだのは2冊。 七ふくじんとおしょうがつ こちらは、お正月らしいものをと思って選びました。おせちやお雑煮、鏡餅やお年玉、門松の意味や由来など伝統的な行事の意味が分かりやすく書かれています。少し理屈っぽい部分もありますが、七ふくじんの顔も愛らしく、後半は楽しいお話になっていて、子ども達も楽しそうに聞いていました。 著者のあとがきに “住まいや生活様式が多様化した現代では、お正月のすごしかたも変わりつつあります。おせち料理は手作りより買ってくる、鏡餅も真空パックで売られるようになりました。そんな時代にせめて、昔の人々がお正月の行事のひとつひとつにこめた、幸福を願う心を大切に受けついでいきたいものです”とあります。著者の気持ちが子ども達に伝わるといいなと思いながら読み聞かせをしました。 もう一冊は、こちら。いとしの犬ハチ 忠犬ハチ公のよい絵本がないか探していたところ、昨年の夏に発売されたこの絵本を見つけました。 この本は文章も分かりやすく、また絵からも伝わるものが大きいところだと思います。子供時代のハチはとても愛らしく、そしてご主人が亡くなったあとのハチは、背中を丸めてやせ細り、とても対照的に描かれています。それでも、ご主人を待つ目は子供時代と同じところが涙を誘います。ご主人が亡くなった場面はモノクロで描かれていて、絵の印象からも子ども達はとても惹きつけられると思います。 読んでいる中で「かわいそう・・」という子供のつぶやきも聞こえてきました。みんな真剣に聞いてくれました。 来週は5年生での読み聞かせです。
2010年01月15日
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今週は3年生の娘のクラスでの読み聞かせでした。教室へ入ると「あっ、○○ちゃんのお母さんだ~」と声がして、知っている子は寄ってきます。知っている子がたくさんいるのは嬉しいですね。 読んだ本は2冊 キャベツくん 長新太 初めて道で出会ったキャベツくんとブタヤマさん。 ブタヤマさんはお腹がすいていたので、キャベツくんを食べようとします。すると、キャベツくんは「わたしを食べると こう なりますよ」と言います。空を見上げるとそこには、キャベツのように丸く、そしてキャベツの鼻になったブタヤマさんが。。 びっくりとしたブタヤマさん、「もし、ヘビがきみを食べたら?」「ゴリラがきみを食べたら?」などと質問します。その度に空にはキャベツに変身した動物が浮かんで・・。 この本はとても子どもたちにうけていました。インパクトのある絵で、ページをめくる度に「えーっ」の声。とても楽しんでくれました。 もう1冊はこちら。 マッチうりの少女 アンデルセン 題名はほとんどの子が知っていました。でも、中身は知らない子も結構います。童話や昔話って意外とそういうことが多いですね。 ご存じのようにしんみりとするお話で、みんな静かに聞いていました。 少女は、最後に「亡くなった大好きなおばあさんのところに連れていって」とお願いし、それが叶えられ幸せそうに旅立っていきます。少女の死はかわいそうなことだったのか、それとも、マッチが売れなくてお父さんにもうぶたれることも、寒い中マッチを売らなくても済み、救いであったのか、いろいろと子どもたちの胸の中で考えて欲しいなと思います。
2009年10月29日
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今週は1年生の教室での読み聞かせでした。1年生はやっぱり反応が大きく、色々なことを言うので面白いです。 くだものなんだ 表紙の絵のように果物の断面図が白黒で描かれています。クイズのようで、子ども達の反応も大きいです。正解が分かると「やった!」「やっぱり~」「えー」とまた反応もさまざま。読み聞かせの導入としてよい本だと思います。同じ作者さんの本では、その他にも やさいのおなか やさいのせなかもありますよ。2冊目はこちら。 くもかいじゅう新装版 くもかいじゅうは、子供を食べるかいじゅう。このかいじゅうが狙っている子供は・・。 所々、笑うところがありながらも、どうなるのだろうと真剣な面持ちで子ども達は聞いていました。 最後に「ねえ!あなたも、くもかいじゅうにつかまらないように きをつけてね」という文章があるのですが、そこを読むとたくさんの子が窓の外を見るのが1年生の面白いところ。そして、「今日は天気だからいないよ~。もうちょっと薄暗い日なんじゃない?」などと言う子もいて、「そうだね~表紙の絵の空も少しくらい感じがするもんね」と反応する子も。 ドキドキとする場面もあり、低学年向けの読み聞かせになかなかよい本だと思います。3冊目。 もったいないばあさん 1年生の読み聞かせでよく読んでいる本です。リズムも良く絵にインパクトがあるので、いつも好評です。色々な続編などが出ています。 今週は早く始めて時間があったので、『もったいないあばあさんがくるよ』も少しだけ読みました。 もったいないばあさんがくるよ!
2009年10月01日
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今週から、また読み聞かせが再開しました。今回は5年生の学級。相変わらず、元気な子ども達が多くて楽しいです。読んだ本は2冊。 『ほんとうのハチこうものがたり』 8月に忠犬ハチ公をモチーフにした、リチャード・ギア主演の映画「HACHI 約束の犬」が公開されましたね。その影響もあって、子ども達の中にもハチ公のお話について知っている子もいましたが大半は知らない子ばかりで、真剣に聞き入ってくれました。 ずっとご主人様を思うハチの気持ち、周りの人達の気持ちなどさまざまな思いを想像していってほしいなと思いながら読みました。 ひみつのカレーライス ある日カレーを食べていると、中から一つぶの種が。土に埋めると芽が出てきて、それが木に育っていって・・。おいしそうなカレーの絵と、大きな木と、木に実っている物のインパクトがあり惹きつけられます。 子ども達の反応が色々で面白い本ですが、特にカレーの種を埋めるときにする儀式(?)の場面はとてもうけていました。
2009年09月17日
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今週は3年生のクラスでの読み聞かせでした。3年生は知っている子が多いので、教室へ入った途端に「○○ちゃんのお母さんだ~」と女の子が集まってきました。知っている子が多いと何だかほっとします。 読んだのは2冊。 一冊目は、『カタツムリ』。これは紙芝居です。カタツムリの生態が大きな写真で分かりやすく書かれていて面白い。一番子ども達が反応していたのは、カタツムリの口の近くに穴があって、そこからフンをするところ。「え~っ、口の近くにあったらくさいよ~」などと言っていました。カタツムリは食べるものによって、糞の色が違うというのも驚いていました。にんじんを食べたらオレンジ色、葉っぱを食べたら緑色などなど。 カタツムリを見たら、紙芝居のことをちょっと思い出してほしいな。 もう一冊はまちのねずみといなかのねずみ イソップ童話の一つ。いもとようこさんのシリーズが好きなので、童話や昔話はこのシリーズの本を選んでいます。町のねずみは田舎のねずみの家に行って、退屈さやひもじさを感じるし、田舎のねずみは町に行って、慌ただしさや落ち着かなさを感じます。それぞれのギャップが面白いお話。それぞれ良さがあるけれど自分に合ったのが一番・・ですね。
2009年07月03日
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今週は2年生の学級での読み聞かせでした。わいわいとした賑やか学級。私が「おはようございます」と言いながら入っていっても、走り回ったりしている子が何人かいてなかなか落ち着きません。〈先生方は朝の会議で教室にはいつもいないのです) 手をたたいて注目させた後に「まず、口を閉じてきちんと座りましょう~」と大きな声で言うと、ようやく座りはじめます。それでもまだ、話をしている子には目の前に行って口を指さしたりするとやっと静かに。。 そして、“みんなのためにボランティアとしてきている人はお客さんなのだから、礼儀というものが必要。それは、お客さんが来たら、行儀良くしなくてはいけない。今日はみんなは読み聞かせを聞くということが分かっているのだから、それができるようにしないといけないよ”というような話をしました。 「読み聞かせができるようにするって、どうすればいいと思う?」と聞くと「静かにする」「よく見えるところに集まる」「ふざけたりしない」などと返ってきます。「次の時は他のお母さんが来るけれど、今度はそれを守ってね。約束だよ」とちょっとお説教?モードから入ってしまいました。。子ども達、覚えてくれているといいけど。。また、今度は気づいた子が声をかけてくれるといいなと思います。。 落ち着かない学級でも、わざわざ言わなくても読み始めると静かになるのですけれどね。でも、ちょっと目に余ったし、読み聞かせのボランティアさんの反省に、よく“騒いでいる子がいて落ち着かなかった”などと書かれているのを目にしていたので。 読んだのは2冊。かもとりごんべえ 日本の民話。思わぬことからかもに連れられ、空を飛んでいくごんべえさん。子ども達が“え~”という場面が色々。飛んでいくところ、迎える人達のやさしさやそれぞれの所ですぐになじんでいくごんべえさん、村の人達の反応も笑いを誘います。まじょのほうき ほうきの柄が折れてしまい、ほうきの先の部分は置いて、代わりの柄を探しに行ったまじょ。置いていったほうきを見つけたトラが頭にのせると、ほうきの先はたてがみに変わり、トラはライオンに変身。嬉しくなったトラはライオンらしくするために、代わりに縞模様を置いていきます。その縞模様を見つけたロバはそれをつけるとシマウマに変身・・と次々に動物達が変身するお話です。 トラがライオンになるところで子ども達が「うそ~」と言ってうけていました。その後は、何に変身し、それぞれ何に変わっていくか想像しながら読み進めていきます。「今度は、○○になるんじゃない?」とか「やっぱり~」などどいう声も。なかなか面白いお話です。
2009年06月26日
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先週は5年生のクラスで読み聞かせをしました。にぎやかで、低・中学年のように色々な反応のあるクラス。読んでいて、面白かったです。 読んだ本は2冊ファーブル昆虫記(あわふきむし) 少し文章は小さい子向けのようにも感じますが、あわふき虫の生態について分かりやすく、疑問に答えるようにして書かれています。初めに「あわふき虫って、知っていますか?」と聞くと「知らな~い」という子から「何か見たことあるような気がする」子までさまざまでしたが、みんな興味深そうに聞いてくれました。 子ども達が、この話のことをちょっと頭の片隅において、道を歩いている時、植物がたくさんあるところに行った時などに見つけてくれるといいなと思います。 ファーブル昆虫記のシリーズは他にも、より身近な昆虫についての本も幾つかあるので、そちらも面白そうです。 例えば、ファーブル昆虫記(みのむし)ファーブル昆虫記(こおろぎ)などなど。もう1冊はばけずきん 日本の民話です。 昔話や民話、グリムやアンデルセン童話など知っているようであまり知らない子ども達。民話や昔話などから得ること、また腑に落ちないこと(!?)などはいろいろとあると思います。余韻がなんとなく残るのもよい所。今年もなるべくこれらの話を読んでいきたいなと思っています。 『ばけすきん』はイタズラ好きなきつねを、懲らしめてやろうとおぼうさんがきつねに話を持ちかけます。きつねはおぼうさんにまんまとのせられてしまうというお話なのですが、きつめを懲らしめて、もうこりごり・・とさせられるのではなく、ほんわかとやさしく終わるところがいいなと思います。 今回は軽くやさしいお話を選びました。夏を過ぎたら、高学年はちょっと重いお話を入れていきたいなと思っています。
2009年06月15日
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今週から、今年度の学級に入っての朝の読み聞かせがスタートしました。月に1~2回くらいのペースで今年度も参加していきたいと思います。 今週行ったのは、1年生の学級。まだ学校に入りたての1年生は、元気があって本当に可愛らしい。「おはようございます」とあいさつをするとみんな揃って「おはようございます!!」の声。何か話しかけるとあちこちから反応が。本を読んでいても、笑ったり目を輝かせたりと読んでいて楽しくなります。 読んだのは3冊。 へんしんトイレ このへんしんシリーズは子供に大受け。特に低学年は声をそろえて言ってくれるのが面白いところです。 ぐりとぐら 昔からの定番の絵本で、知っている子も多いですが、一度は読んで欲しい本。“ぐり ぐら”というテンポがいいです。 たんじょうびのごちそう 仕掛け絵本。うさぎさんのたんじょうびパーティにプレゼントを持って訪れる森の動物たち。ちょうちょかと思ったら・・実はパンダだった。など、どんな動物が訪れているのかヒントを元に想像しながら読み進められる本。うさぎさんの家のごちそうは・・?ごちそうにも子ども達は「え~」と反応していました。 今度は5年生。どんな本を読もうかな。
2009年06月02日
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5・6年生の学級で読み聞かせとして読んだ本の続きです。おおきな木 少年と一本の木の物語。やんちゃだった少年が年を重ねやがて老人になっていく。その時々で木はいつも様々なものを与えていく。無償の愛や人生で大切なことなどを考えさせてくれる本です。私自身が小学校高学年の時に先生に読んでもらい、感動したことも選んだ理由の一つです。 母なる地球のために シム・シメールさんの美しい絵にまず子ども達は感動していました。地球や動物に対する愛情が伝わってきます。母なる地球への感謝と環境を守っていくというメッセージがダイレクトに伝わってくるので、読み聞かせによいと思います。 三まいのおふだ どの学年でもなるべく昔話や世界の名作童話も読んでいこうと思っているので、高学年でも楽しめそうな話を選びました。幼児にとってはちょっとこわいお話ですが、この年齢だと小僧さんや和尚さんの機転が楽しめると思います。 春休みに入ったので、子ども達と図書館や本屋さんへ行ってまたいろいろな本と出会いたいなと思います。絵本は子どもだけでなく、大人にとっても価値のあるもの。お気に入りの絵本もまだたくさんあるので、また少しずつ紹介してけるといいなと思います。
2009年03月26日
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今年度は5・6年生の学級に行く機会が少なかったので、まとめて記します。かわいそうなぞう 戦争中に上野動物園で本当にあったお話。戦時中の空爆でおりが壊され、もし動物たちが街へ出たら大騒ぎになってしまう。それを防ぐため軍から動物たちを殺ずという指令が出され・・。読んでいて声がつまりそうになります。戦争の悲惨さを少しでも感じ取ってくれたら・・と願いながら読みました。あなたをずっとずっとあいしてる 4年生のページでも別の本を紹介しましたが、宮西達也さんのティラノサウルスシリーズの一つ。深い親子の愛情のお話。心が温まるというよりも心をわしづかみにされるようなお話です。このティラノサウルスシリーズはどれも大人にもオススメです。あさの絵本 プリンス・エドワード島やケベックなどで撮影された朝の風景写真と、谷川俊太郎さんのな詩がコラボレーションした美しい写真絵本。世界の美しい風景と、その写真が谷川俊太郎さんの幻想的な詩で表されていて、世界がもう一つ広がるような気がします。言葉と写真の美しさを感じ取ってもらえるといいなと思い選んだ本です。 葉っぱのフレディ いのちの連鎖、生きることの意味、全ての生命は同じだということなどなど重みのあることを教えてくれます。写真や挿絵と共に四季も感じさせてくれます。
2009年03月26日
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4年生の学級で読んだ本の続きです。おれはティラノサウルスだ やさしさと哀しさ、厳しさや自立などさまざまなことを教えてくれる絵本。ティラノサウルスのシリーズはどれも大人が読んでいて泣けそうな本です。子ども達にもとてもよい絵本だと思います。このシリーズの本は、5・6年生の学級でも読みました。へんなどうぶつみーつけた! アルマジロやカンガルーコウモリなどの変わった部分をもつ動物の特徴を紹介しています。それらの動物よりももっとへんな動物は・・?「えっ~」「小さい~」「知ってる~」など子ども達の反応が様々で楽しかったです。アナグマのもちよりパーティ アナグマがもちよりパーティを開くと言います。みんなジュースやふうせん、ぼうしなど色々なものを持って行きます。でも、モグラはもっていくものがありません。そんなモグラの様子を見てアナグマはそっと耳打ち。そのおかげでとっても素敵なパーティに・・。 “きみじしん”が素敵な贈り物。どの子にもそれぞれのよさがあって、どの子も人を楽しませることができる。そんなことをこの本から感じ取ってほしいなと思い、選びました。 4年生では少し奥の深い本とちょっと楽しめる本とを織り交ぜて読みました。
2009年03月23日
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今年度、読み聞かせのボランティアとして4年生の学級で読んだ本。だいたい2冊くらいずつ読みました。100万回生きたねこ「あるときねこは○○のねこでした」でどのページも語られていきます。読み聞かせもしやすく、内容も深いので、高学年の方がいいと思い4年生で読みました。教員だった頃にこの本を教材として道徳の授業を行ったことがあります。若がえりの水日本の昔話。いつものように山へでかけたじいさま。ところが帰ってきたときには若い男になっていた。その姿を見たばあさまも若返りたいと思って山へ出掛けるが・・。子ども達の反応も面白く、なかなか好評でした。きつねのでんわボックス 子を持つ母としてはとても胸を打たれる絵本。子ぎつねを病気で亡くしてしまうきつねのお母さん。辛い日々の中、ある時お母さんと離れて暮らす男の子が電話ボックスで電話をしている様子を何度も見かけます。そんな電話ボックスがある時取り外されることになって・・。 子どもたちは真剣に聞き入っていました。大人にもオススメの絵本です。もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう低学年での読み聞かせでもいいけれど、最後のオチは低学年ではちょっと難しいかも・・と思い4年生で読みました。デパートでトイレに行きたいのだけれど、なかなかたどり着けない男の子。くすくすと笑える絵本です。
2009年03月23日
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3年生の学級で読んだ本の続きです。ないた赤おに心のやさしい赤おにと青おに。2人の友情と青おにの自分を犠牲にする姿には心打たれます。この後、青おにはどこへ行き、どのように暮らしているのか、幸せであるのかそれぞれ想像を広げることができるのも子ども達によいと思います。花さき山“よいことをすると一つ花がさく”とてもメッセージ性のある本。子ども達は聞き入っていました。滝平二郎さんの切り絵も、とても美しくていいです。どろぼうだっそうだいさくせん!つかまって牢屋に入れられた3人のどろぼう。何とか工夫を凝らして脱走しようとしますが・・。脱走の方法があり得なくて笑えます。こころはっぱそれぞれの動物の心を葉っぱの色で表してくれる木色使いがとても素敵で、特に女の子に好評でした。わらしべ長者実際にはこの本ではなく、紙芝居で読みました。1本のわらしべが様々なものに姿を変えていくお話。昔話の不思議さと面白さが詰まっていて、子ども達も楽しんでいました。 3年生向けに選んだのは、あり得ないという面白さのある本と、メッセージ性と奥行きのある本を半々にしました。だいたいこれくらいの内容なら1回で2冊読める時間なので、それぞれ1冊ずつ読んだと思います。
2009年03月20日
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ボランティアとして、3年生の学級で、今年度読み聞かせをした本です。どろぼうがっこうどろぼうの仕方を教える学校。テンポもいいし、とても笑えるお話で子ども達も楽しんでいました。わすれられないおくりもの死を通して、人と人(本では動物ですが)とのつながりを教えてくれます。大人にもオススメの本です。ヘリオさんとふしぎななべ画家のヘリオさんは、ある日骨董屋でふしぎななべの絵を見つける。そのなべに色を書き足していると、絵の中に入っていってしまい・・。どうなっていくのか興味津々の様子でした。うえきばちです読み聞かせの時間が3分くらい余った時に読みました。“うえきばちがあったのでのっぺらぼうをうえました”というところから始まる物語。インパクトがあって笑えます。「え~っ」という声が何回も上がりました。くまのしんぶんきしゃ病院でくまくんは、新聞記者のように取材をしようとします。そこで気がついたのは相手の話を聞くことの大切さ。話しを聞くことと、聞いて自分がどのように行動するか、その大切さを気にとめてくれたら・・と思い、読みました。
2009年03月20日
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2年生の続きです。からすのパンやさんおいしそうなたくさんのパンが並んでいるページを子ども達によく見てほしくて、図書館から大型絵本を借りてきて読みました。案の定「いいなあ~、おいしそう」と子ども達は目を輝かせてしばらく見つめていました。わらっちゃったインパクトのある表紙。「わらっちゃった」という題名を読みながら、表紙を見せると「怒ってるじゃんね~」という子ども達。「ほんとうだよね~、どうしてこの絵が“わらっちゃった”になるんだろうねえ・・?」と言いながら読み始めました。裏表紙はちゃんと笑っている絵になっていて面白いです。ワニくんとかわいい木画像がなくて残念ですが、やさしいほのぼのとした絵本です。ワニくんの家に生えてきた木。初めは小さかったのにどんどん大きくなっていきます。ワニくんの家はどうなってしまうのだろう・・とちょっと心配しながら読み進めると、最後はとっても素敵なことに。最後の絵を見て子ども達は「うわ~」と声を出していました。これがほんとの大きさ!いろいろな動物の一部分や前身が等身大で描かれています。表紙のゴリラの手から始まり、世界一大きいクモ、世界一小さい魚などさまざま。迫力があり特に男の子が喜んでいました。他にも世界の名作童話も読みました。読んだのは下の2冊。こびとのくつやマッチうりの少女どちらもいもとようこさんの絵でやわらかく、かわいらしい絵になっています。また、3年生以上も書き留めていきたいと思います。
2009年03月19日
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今年の読み聞かせボランティアで読んだ本を少しずつ紹介したいと思います。読み聞かせの時間はいつも朝の会が始まるまでの15分間です。1、2年生はだいたい3冊くらい、3~6年生は2冊くらい毎回読んでいます。 今日は2年生で読んだ本です。そらいろのたね改訂版ゆうじはきつねとおもちゃとそらいろのたねを交換します。そらいろのたねをうえてみると、出てきたのはなんとそらいろの家。その家がどんどん大きくなって・・。どんどん大きくなる家に子ども達が驚いたり楽しんだりします。ぐりとぐらもイラストの中に出てくるのもちょっといい。おばあちゃんがいるといいのになおばあちゃんの死を熱かった絵本。やさしさと悲しさが入り交ざった本です。子ども達は静かに集中して聞いていました。いいからいいからいいからいいから(2)かみなり親子やおゆうれいが家にかってくる。おじいさんは「いいから、いいからごゆっくりしていってください」と慌てずに仲良くなってしまう。何でも受け入れるおおらからとのんびりさをもったおじいさん。かみなりやゆうれいにかける言葉のユーモアある心やゆったりとした気持ちももってほしいなと思い選びました。スイミー子どもの通う小学校の国語の教科書には取り扱っていなかったので読みました。やさしい絵とみんなで1つの大きな魚になるというアイデア、力を合わせる心から何か感じ取ってほしいなと思います。続きはまた後で
2009年03月19日
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1年生の学級で読んだ本の続きです。十二支のはじまり 年明けすぐに読みました。「今年は何年でしょう?」というクイズから初め、じゃあ、去年は?来年は?などと聞いていき興味を持たせてみました。十二支を言える子も中にはいて、得意そうでした。ねずみが一番になったわけを知って「ずるい~」と言う子も。そらまめくんのベッドほのぼのとしたお話。みんなのやさしさが伝わったり、それぞれの違いを楽しんだり。まめにもいろいろな種類があるんだということを教えてもらったり。色遣いもやさしく素敵です。おばけかな?ほんとかな? 画像がなくて残念ですが、きむらゆういちさんの仕掛け絵本。おばけかな?と思ったら、実は○○でした~というしかけの部分で特に子ども達は惹きつけられます。ユーモアのある絵本です。 きいろいのはちょうちょまどから・おくりもの同じくしかけ絵本で五味太郎さん作のこちらの二冊も読んで好評でした。五味さんのやさしくて味のある絵も素敵です。ぐりとぐら定番の絵本ですが、意外と知らない子もたくさん。“ぐりぐら、ぐりぐら”というテンポもいいです。知っている子も楽しめる本だし、「ぐりぐら」シリーズの本を何冊か持って行って、「他にもこんなにいろいろなお話があるんだよ」と言うと「読みた~い」「読んで~」という声もたくさん。定番だからこそオススメです。だんごどっこいしょ 民話です。ある時おばあさんから届け物を頼まれた男の子。用事先で、ご褒美にだんごを食べさせてもらいます。それがとってもおいしかったので食べ物の名前を聞くと「だんご」とのこと。「だんご」の名前を忘れないように「だんご、だんご」と言いながら歩いていくのですが、いつの間にか名前が変わって・・。テンポのいい本です。 意外と昔話をきちんと知らないものなのでこぶとりじいさんはなさかじいさんも読みました。 1年生は、簡単でテンポのいいもの、楽しいもの、一つのお話が長くないものを中心として、それでいて、読み聞かせをきっかけに何か感じ取ってくれたり、世界が広がるといいなと思うものを選んだつもりです。 2年生以降も順に少しずつ紹介していけるといいなと思います。
2009年03月18日
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月に1~2回、朝学級に入って読み聞かせのボランティアをしているのですが、今日が今年度の最終日でした。 ボランティアも四年目。学級、学年毎に雰囲気も違っているし、同じ本を読んでも帰ってくる反応もさまざまで私もとても楽しみました。読む学級は図書館主任の先生が割り当ててくれるので選べないのですが、今年は低学年の学級に行くことが多かったです。低学年は反応が素直に返ってくるので、読んでいて嬉しいです。 さまざまな本を読んだので、少しずつまとめて紹介できたらいいなと思います。1年生の学級で読んだ本へんしんトンネル この“へんしん~”シリーズは他にも『へんしんオバケ』『へんしんマラソン』などクラスを替えていろいろと読みました。ことばあそびの面白い本です。一つのパターンで進んでいくので、初めは私だけで読んでいても、そのうち子ども達も出てくる言葉を想像して最後の方は子ども達も一緒に読んでくれました。読み聞かせで盛り上がる本です。どうぞのいす 一年生に好評でした。かわいらしい絵とやさしいお話。初めの方は「うそ~」という声も子ども達から上がりました。どうなるのかなとちょっと思いながらも、最後はほっとするお話。やさしさのリレーというのが素敵です。 もったいないばあさん インパクトのある絵と文章。この本をきっかけに物を大切にする心、工夫する心が育ってくれるといいなと思います。読み終えて、子ども達が席に戻るときに「もったいな~い、もったいない」と何人かの子が言っているのを聞いて嬉しくなりました。くれよんのくろくん 出番がない黒色のくれよんのくろくん。でも、シャーペンのおにいさんのアイデアで素敵な絵ができあがります。どの子もそれぞれ違う資質をもっていてども子もいろいろな場面で生き生きすることができる。そういうことがなんとなく伝わるといいなと思い読みました。続きはまた後ほど。
2009年03月18日
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