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カテゴリ: 読書
 今年もなるべくいろいろなジャンル、そしてたくさんの本を読んでいきたいと思います。



『まほう色の瞳』 エンリケ・バリオス

著者の「アミ」 シリーズに心打たれて、この本も2年ほど前に読んだのですが、お正月に本棚を見渡して「もう一度、今読んでおかなくては」となんとなく感じて手に取った本。当時は読んでいながらもさらっと通り過ぎてしまった部分が、今回は「あっそうか」とストンと心に落ちてくる部分が多々ありました。それは、子育てなどを通しても学んだ部分が多かったり、ゆっくりといろいろなことを考える時間がこの2年間に多かったからかもしれません。
 地球全体の意識を上げていこう。大切なのは“愛”であること。言葉にすれば薄っぺらに聞こえるかもしれませんが、この本はしみじみと感じ取らせてくれます。この本を読む前に「アミ」シリーズを読んでからの方が分かりやすいと思います。



『ぼく、ドラえもんでした』 大山のぶ代

『ドラえもん』の声優を務めて26年。その間のエピソードがいろいろと書かれています。大山さんがいかにドラえもんに愛情を込めているか、そして、見てくれる人々、ドラえもんに作りに関わっている人々、原作の藤本さんのどれだけ感謝しているかが本全体を通してよく伝わってきて、よんでいてほろりとさせられました。

 大山さんは中学の時、声でからかわれいじめられたそうです。だんだん学校でも家庭でも無口になっていく大山さんに、その様子に気がつかれたお母様が、話を聞いた後に大山さんに言った言葉
「目でも、手でも足でもそこが弱いと思って、弱いからといってかばってばかりいたら、ますます弱くなっちゃうのよ。弱いと思ったら、そこをドンドン使いなさい。声が悪いからって黙ってばかりいたら、しまいに声も出なくなっちゃうわよ。あなたらしくもない。明日からドンドン声を出すように、なにか声を出すようなクラブへ入りなさい。そこで、声をたくさん出していくらでも人様が聞き取りやすい声の出し方、お話の仕方を覚えなさい」
その言葉が響いた大山さんは、早速放送研究部に入り、そこから声を出すこと、演技することの楽しさを感じ取っていたそうです。初めのうちは「おまえの声は、放送で学校中に聞かす声じゃない。みっともないから明日からするな」などと同級生から言われたそうですが、めげずに続けているうちにふと気がつくと心ない言葉を言う人もいなくなっていたそうです。それが『ドラえもん』の原点だったのです。こういう言葉をかけられるお母様、そしてお母様の言葉を胸に立ち向かっていく大山さんの強さを感じました。





6月に公開された映画『ただ、君を愛してる』の原作本。元々は、映画『恋愛寫眞』(堤幸彦監督・2003年)の監督との共作として、著者が書き下ろした「もうひとつの恋愛寫眞」という物語。
カメラマン志望の大学生・誠人は、背も小さく姿形が少女のような静流と出会います。彼女はとても不思議な女の子。良い友達になった2人だけど、静流には友達以上の感情があり、一方誠人には憧れの女性みゆきが。静流は雅人に思いを伝えるけれど、みゆきを思う雅人には届かない。そしてある日、静流は忽然と消えてしまう。その理由は・・。

 静流が自分の思いが、後になって写真を通して伝えられる、そして写真だからこそ、誠人の心を更に大きく揺さぶるという所がとても切なくも素敵でした。
 市川さん本を読んだのは3冊目ですが、文章は淡々としていてとても透明感があるようにいます。読んだ後に悲しいと言うよりも切なくなるのはその透明感からかなと思います。



『じゃあね』 中島啓江

オペラ歌手の中島啓江さんのエッセイ。平成8年に亡くなられたお母様との思い出を中心に書かれた本で、お母様との仲の良さ、互いの深い愛情、そしてお二人の優しさがとても伝わってきました。そして、母の愛という意味では共通するリリーフランキーさんの書かれた「東京タワー」を思い出しました。(ドラマの方もいいですね)
 “私は母から、何にでも感動する心をもらいました。これは私にとって宝物です”と中島さんは言います。親が子に与えられる大きなものはいつも目に見えない物。現代ではその大切さが忘れられているような気がします。目に見えない思いがいかに大切かが心に響きました。



『1日5分で運がよくなる魔法の授業』 竹田和平 (聞き手 吉川万由里)

 竹田製菓会長の竹田和平さんの話を吉川万由里さんが聞いてまとめた本です。
「ありがとう」という言葉がもつ力などについて書かれています。


 やってみたところ、みんなの表情、全体の雰囲気がガラッとよくなった。他にも良い効果が生まれたそうです。
 「ありがとう」という言葉もそうですが、運が良くなる心がけやお金に対しての思いなど素敵なヒントがたくさん書かれていました。たくさんの方が同じようなことを言っておられますが、私はすぐに忘れてしまうので、折に触れてこのような本に接していきたいなと思います。





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最終更新日  2007年02月02日 14時17分03秒
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