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今週は、久しぶりに学校での読み聞かせがありました。インフルエンザの影響でしばらくなかったので。
今回は3年生の学級。寒くても子供達は元気ですね~。楽しそうな子ども達を見ると、こちらも元気になります。
読んだのは2冊。
こちらは、お正月らしいものをと思って選びました。おせちやお雑煮、鏡餅やお年玉、門松の意味や由来など伝統的な行事の意味が分かりやすく書かれています。少し理屈っぽい部分もありますが、七ふくじんの顔も愛らしく、後半は楽しいお話になっていて、子ども達も楽しそうに聞いていました。
著者のあとがきに
“住まいや生活様式が多様化した現代では、お正月のすごしかたも変わりつつあります。おせち料理は手作りより買ってくる、鏡餅も真空パックで売られるようになりました。そんな時代にせめて、昔の人々がお正月の行事のひとつひとつにこめた、幸福を願う心を大切に受けついでいきたいものです”
とあります。著者の気持ちが子ども達に伝わるといいなと思いながら読み聞かせをしました。
もう一冊は、こちら。
忠犬ハチ公のよい絵本がないか探していたところ、昨年の夏に発売されたこの絵本を見つけました。
この本は文章も分かりやすく、また絵からも伝わるものが大きいところだと思います。子供時代のハチはとても愛らしく、そしてご主人が亡くなったあとのハチは、背中を丸めてやせ細り、とても対照的に描かれています。それでも、ご主人を待つ目は子供時代と同じところが涙を誘います。ご主人が亡くなった場面はモノクロで描かれていて、絵の印象からも子ども達はとても惹きつけられると思います。
読んでいる中で「かわいそう・・」という子供のつぶやきも聞こえてきました。みんな真剣に聞いてくれました。
来週は5年生での読み聞かせです。