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読んだのは2冊。1冊目は
おかえし
村山桂子 作 織茂恭子 絵
たぬきの家の隣に引っ越してきたきつねは、お隣さんにあいさつにイチゴをもって伺います。喜んだたぬきは、"おかえし"をもってきつねの家へ。そして、きつねは"おかえしのおかえし"をもってたぬきの家へ。止まらないお返し合戦。もっていくものも面白く、絵と合わせてくすっと笑えます。絵には細かな仕掛けがあって、何回も見るとまた色々なことに気がつく絵本です。
子供たちからは「やっぱりね~」とか「えっ~」という驚き「全部、入れ替わっちゃった~」などの声が聞こえてきました。"おかえしのおかえしのおかえしです"などおかえしをするたびに"おかえし"という言葉が増えていくのですが、それを指折り数えて「うん、合ってる」と言う子もいて面白かったです。
2冊目はこちら。
わすれられないおくりもの
スーザン・バーレイ 作 小川仁央 訳
賢くてみんなから頼りにされていたアナグマ。ある日、アナグマは「長いトンネルの むこうに行くよ さようなら」という短い手紙を森のみんなに残して死の世界へ旅立ちます。
アナグマの死を悲しむ森の仲間たち。それぞれが、アナグマとの思い出を思い起こし、その出来事をみんなで語り合います。
そうしていくうちに、アナグマは目の前にはいないけれど、決して無になったのではない、彼が生きた証や受け継いだものがそれぞれの心の中で生き続けているということに気づき感謝していきます。
子供だけでなく大人にもオススメの絵本。私が↑の本を買ったのは大学生の時でした。当時亡なった従兄弟と重ね合わせていたことが思い出されます。 子供達はとても静かに聞いていました。
ちなみに同じアナグマの出てくる本もありますよ。
ハーウィン・オラム 文 スーザン・バーレイ 絵 小川仁央 訳
アナグマがもちよりパーティを開くと言います。みんなジュースやふうせん、ぼうしなど色々なものを持って行きます。でも、モグラはもっていくものがありません。そんなモグラの様子を見てアナグマはそっと耳打ち。そのおかげでとっても素敵なパーティに・・。
"きみじしん"が素敵な贈り物。どの子にもそれぞれのよさがあって、どの子も人を楽しませることができる。そんなことをこの本から感じ取れたらいいなと思って、以前読み聞かせでも読んだことがあります。
今年も月に1~2回、いろいろな学級に入って読み聞かせをしてきました。朝の時間を使ってなので、8時20分には学校に着いていなくてはいけなくて、ちょっと慌ただしいですが、子供達との触れ合いは楽しいものです。
また、4月になって学級の様子、雰囲気も変わると思いますが、できれば続けていきたいなと思います。