広い会場には、モニターを何台か設置。
すでにたくさんの人が来場し、後ろの席しか空いてませんでした。
19日・20日「腎移植」で紹介したのと同じような内容の話もありました。
そこで今回は、食事に関するお話を紹介します。
慢性腎臓病(CKD)のための食事療法
福岡赤十字病院 栄養課 金澤孝浩先生
腎臓にはたくさんの細い血管があるので、塩分摂取を控えて腎臓を守る必要があります。
日本腎臓学会ガイドラインでは、塩分摂取は3g以上6g未満
。
WHOでは、5g未満。
しかし、平成27年度日本人の平均塩分摂取量は、10g!
海に囲まれている日本は、塩をとりやすく、保存に塩を利用してきました。
そのため、塩分摂取過多になりやすく、味噌・醤油・塩の摂取は、注意が必要。
香辛料(わさび・生姜・にんにく・こしょうなど)やだし(いりこ・鰹・昆布)、酢、レモンなどを料理に利用することで、減塩ができます。
醤油はかけずに、つけることで、使用量を減らすことができます。
刺身を食べるとき、上からかけず、先だけつけることで半分にできます。
梅干し1個(10g)の塩分量は、2.2g!
たくあん4切れ(40g)の塩分量は1.7g!
食べ過ぎると、1日の塩分摂取量をすぐに超えるので注意が必要です。
塩鮭(辛口)の塩分量は、3.8g!
生鮭に塩少々で約0.5gと、減塩。
※塩少々 親指と人差し指の2本でつまんだ量(約0.4g)
「ラーメンは塩分が多いので、スープを残せば大丈夫」
ところが細麺は、スープがよくからみ、塩分をたくさんとります。
油断せず、注意しましょう。
減塩のコツ
①砂糖やみりんの量を控える
甘味を強くすると、味を調整するために塩分を加えがち。
②素材を味わいましょう
旬の食材はうま味が濃く、調味料があまりいりません。
③煮物は作りすぎない
作りすぎると、つい食べ過ぎ、塩分摂取量が増えます。
また何度も温めなおすと、冷えるときに塩分が食材の中に入り、塩分濃度が上がります。
何より、薄味になれることが大切。
味を感じる味蕾細胞の寿命は10.5日なので、約2週間で薄味になれます。
薄味の料理は長生きしてほしい愛のこもった料理と感謝して、食べましょう。
病気になりにくい「標準体重」を目指しましょう。
(太っている人だけでなく、70代でやせている人も)
145㎝ → 46.3kg 150㎝ → 49.5kg 155㎝ → 52.9kg
160㎝ → 56.3kg 165㎝ → 59.9kg 170㎝ → 63.6kg
糖質はすぐにエネルギーになり、作業効率が上がります。
しかし、摂取した分を消費しないと肥満の原因になります。
適量をとるように、心がけましょう。
スティックシュガー1包3gとした場合の、糖質
大福 20本 ケーキ 7本 アイス 10本
腎臓職は、適正エネルギー摂取が大切です。
ご飯は1日3食、しっかり食べましょう。
炭水化物・脂質は、代謝されると水と二酸化炭素に。
老廃物がでないので、腎臓に負担がかかりません。
タンパク質は、少なすぎず、とりすぎず。
タンパク質は代謝されると、水・二酸化炭素・尿素に。
老廃物(尿素)がでるので、とりすぎは腎臓に負担がかかります。
タンパク質は、1色に1品程度に。
市販のお弁当1人前は、すべての人の1人前ではありません。
高齢者の場合は、2人前として、2回に分けて食べたほうがいいでしょう。
また、カリウムが腎臓に悪いからと、野菜をとらない人がいます。
腎機能が落ちているときは、カリウムが体内にたまることはあります。
一方、カリウムはナトリウムを体外に排出する作用もあります。
血液検査で正常であれば、極端に制限する必要はありません。
腎臓の細胞は、だめになったら再生することはありません。
「CKDの食事療法」を普段から心がければ、腎臓を健康な状態で維持できます。
すでに腎機能が落ちてるひとも、この食事療法で、悪くなることを防げます。
この食事療法を知ってもらい、腎臓が悪くなる人が減れば、幸いです。
そしてこの講座、うれしいお土産付でした。
最初受付で、1個いただいたんですが、あまったようです。
帰るとき、「マスクを欲しい方は、ぞうぞ~」の声。
もう1個、いただきました。
市役所前の花壇を眺め、楽しく帰ってきました。
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