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2005.10.20

ナポリの美容院"Hair's Mode"

(10)

テーマ：イタリア生活の夢部分と現実(461)

カテゴリ：私の部屋

昨日の続き。

皆、早起きをして、義母は孫を連れてお散歩に、夫は船作りの素材を探しに行き、私は義おばさんと少し話をして9時過ぎに家を出た。

まだ、町は閑散としていたが、以前和香ちゃんと来た以来1ヶ月ぶりのナポリ。いつも町を歩くたびにうきうきする。

市場の前を通って、美容院の前通った。
もちろんこの時間からやっていたが、今日は前から行きたいと思っていた美容院に行ってみようと思い、ちょっと散歩をしつつ、その目的の美容院の前を通った。
値段は以前からチェック済みなので、即行お店の中に。

4人のおば様？方が、カラーをしていた。
私一人だけカットを頼んだようだ。

髪をシャンプーしてもらっていると、一人遅れてお店に来た人がいた。店長Enzoだった。

「どうしましょうか？」と聞かれたので
「長さはあまり変えずに、たくさんシャギーを入れてください！！」と言うと
「OK。大丈夫、ちょっと重いからすいておこうね♪」と。

どこの美容院も同じことを言うが、今日はどんな風になるかなぁ？と不安と期待でいっぱいだ！

以前にも、やはりこの地域の美容院に行ってみたら、ひどい目にあったことがあったので、

「もう2度とナポリの美容院には行かない!!!」 と決心していたからだ。

その美容院はお客さんも沢山来て大繁盛していたので選んでみたのだが、大失敗！！！
私のカットを担当した野郎は私の頭＆髪のことを、

とさくっと言ったくせに、カットが下手で全然気に入らなかったのだ。

その話をEnzo、他の美容師の前でも言うと、

「何を言ってるのよ!!本当に素敵な髪の毛よ～♪皆、あなたのような髪に憧れているのにぃー!!」 と他の美容師も口をはさんできた。

若い美容師達に見られながら30分ぐらいでカットは終了したが、Enzoのやりたがっている毛先に、色を入れる（マルゲリ～タ）というちょっと遊びをしてみないか？という提案が出てきたのだ。

私もほぼ 1年!! 髪の毛を切っていないし、カットもかなりいい感じだし、ここは彼のやらせたいようにしてみようと思い

「その遊びって、高いの？」

と聞くと会計のお姉さんがやってきて「全部で 70ユーロ だけど 65ユーロ

それから、色なんて10年近く入れてないと思うけど、それをしているうちに、2時間半があっという間に経ってしまった。

仕上がりは、Enzoが言ってよりすこし明るい茶色だけど、カット、ブローもこちらに来て一度も気に入ったことは無かったが、本当に私がしたい頭にしてくれたし、最高～～～～♪♪♪の一言。
あちらも、お世辞で「もうこれならモデルだよ!!!」まで言ってくれて、るんるん♪気分で家に帰った。

ドアのベルを鳴らすと、夫が出てきて「おーーー、美容院に行ってきたのかー♪？！？！？！ ビヨンド（金髪） 」と叫ぶと、

姑も飛んで来たが、
「何を言ってるのよぉー！ちょっとメッシュが入っただけじゃな～い！息子と髪の毛の色を一緒にしたのよねぇ。」と。

私も自分の真っ黒の髪の毛の色になれているので、少し明るいかなぁ？ちょっとサーファーやって塩で焼けちゃった髪みたい？と思ったけど、たまにはいいかと思った一面、2時間半はやはり長い!!今度からは、カットだけにしてもらおうと思ったのであった。

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