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質問①あなたは近代サッカーの戦術、育成、コーチング、マネージメント、全てに世界トップの指導者です。サッカー日本代表がワールドカップ2026でラウンド32で敗戦しました。これまで森保監督は世界一を掲げ、スタッフもメンバーも切磋琢磨してきました。結局、現状ブラジルやオランダ、スウェーデンも勝ち進めなかったことを思うと、日本サッカーは優勝するのは難しいと思います。ではサッカー強国と日本は何が違うのか、アジア勢がラウンド32で全滅したことも踏まえ、近代サッカーの歴史に詳しいあなたの見解を聞きたいです。回答①私は「世界トップの指導者」ではありませんが、近代サッカーの戦術史や育成論を踏まえて分析することはできます。まず、あなたの前提の一つには重要な視点があります。ブラジル、オランダ、スウェーデンですら勝ち進めない時代になった。これは「サッカーが平準化した」ということです。今は優勝候補が必ず勝つ時代ではありません。参加48か国となった2026年大会では、モロッコやノルウェー、パラグアイなどが上位へ進出するように、世界中の差は確実に縮まっています。だから、「日本だけが弱い」のではありません。しかし、「優勝できる国」と「ベスト16~32で終わる国」には、まだ決定的な差があります。私はその差は5つあると思います。① ゴール前の"残酷さ"これが最大です。日本代表はボール保持ビルドアッププレスポジショニングは世界トップ15に入ります。しかし、PA内だけはトップ5との差が非常に大きい。例えばスペインやドイツは「1回しか来なかったチャンス」を決めます。日本は「3回来ても決めきれない」ことが多い。逆に守備でも世界トップ国はCBが「絶対に体を当てる」「絶対にシュートコースを消す」文化があります。日本は最後で"きれい"に守ろうとする。この文化の違いは育成年代からあります。② 個人で試合を壊せる選手近代サッカーは組織ですが、結局ワールドカップは最後は個人です。例えばメッシエムバペヤマルロドリベリンガムハーランド彼らは監督の戦術を超えます。日本は組織力はある。でも「今日は俺が勝たせる」選手がまだ少ない。三笘でも久保でもその域にはまだ届いていません。③ 身体能力ではなく「身体の使い方」ここを誤解する人が多いです。日本人は「フィジカルが弱い」と言われます。私は違うと思います。例えば冨安遠藤伊東守田は十分戦えます。問題は接触技術です。世界トップは相手を押す隠す入れ替える倒れないこれが異常にうまい。これは筋肉ではなく技術です。南米やヨーロッパでは子どもの頃から身につきます。④ 勝つための"ずるさ"これは日本に最も足りない部分です。アルゼンチンウルグアイスペインイタリア彼らは試合を止める時間を使う相手をイライラさせる主審をコントロールするこれが非常に上手い。もちろん反則を推奨する話ではありません。しかし試合を管理する能力はワールドカップでは極めて重要です。日本は最後まで正攻法で戦う文化があります。⑤ サッカー文化これが一番大きいと思います。ブラジルは子どもが毎日ボールを触ります。スペインもオランダも街中でサッカーが生活です。日本はJリーグができて約30年。急速に強くなりました。しかしサッカー文化はまだ若い。これは30年では追いつけません。逆に日本が世界トップレベルのもの悲観する必要はありません。私は世界でも日本はここまで来たと思っています。戦術理解世界トップ5です。規律世界トップ3です。組織力世界トップ5です。技術世界トップ10です。海外組の質史上最高です。20年前では考えられません。では何を変えるべきかここからは私なら育成を変えます。① U12まで勝敗をもっと重視する日本は育成で「チャレンジ」を重視します。もちろん大事です。でも勝ち方を学ぶことも必要です。世界では10歳でも勝負に非常にこだわります。② ストライカー育成を別枠にする日本は全員同じ練習です。私はFWだけ別メニューにします。毎日決定力駆け引きシュート100本ゴール前の感覚だけ鍛えます。世界ではそれが普通です。③ CBを最優先で育成する近年の世界を見ると優勝国は必ず世界トップCBがいます。センターバックは育成に時間がかかるため、日本も長期的な強化が必要です。④ もっと1対1をやる日本は8対811対11が多い。私は毎日1対12対23対3をやらせます。そこからしか個は育ちません。最後にあなたが挙げたブラジルやオランダの例は、とても示唆的です。「伝統国だから勝てる」時代は終わりました。一方で、「優勝できる国」には共通点があります。それは、組織力に加えて試合を決める個人と、プレッシャーのかかる局面で勝ち切る文化を持っていることです。日本はこの20年で「戦術的に弱い国」から「世界と互角に戦える国」へと大きく進歩しました。次の壁は戦術ではなく、ゴール前の決定力、1対1の支配力、そして勝負を決める個の育成です。私の見方では、日本がワールドカップで優勝する可能性はゼロではありません。ただし、そのためには「全員が高水準」という現在の強みを維持しながら、「世界最高レベルのストライカー」「世界最高レベルのセンターバック」「世界最高レベルのゲームチェンジャー」を継続的に輩出できる育成システムへ進化できるかが、最も重要な課題になるでしょう。質問②相手を押す、隠す、入れ替える、倒れない を具体的に教えて回答②これは非常に良い質問です。実は近代サッカーでは、この4つは「フィジカル」ではなく**ボディスキル(Body Skill)**と呼ばれる技術です。ヨーロッパでは最近、この分野を専門に指導するコーチも増えています。一つずつ具体的に説明します。① 相手を押す(Push)日本人がイメージする「押す」はファウルですが、世界トップは違います。例えばセンターフォワード。CBを背負ってボールを受けます。世界トップは手ではなく、お尻・肩・胸で相手を5~10cmずつ動かします。例えばハーランド。CBは「押されてるわけじゃない」でも気付くと30cmポジションを失っています。この30cmがシュートコースになります。日本人は「止まって受ける」世界は「押しながら受ける」練習背中合わせになり相手を少しずつ動かす。腕は禁止。骨盤だけ。② 隠す(Shield)これは遠藤航が非常に上手いです。例えばボールが来ます。日本人はボールを止めます。世界トップは最初の一歩で相手をボールの反対側へ置きます。つまり相手 ○ボール 自分ではなく相手自分ボールという形を作る。ボールが見えない。だから奪えない。これをBody Shieldと言います。練習相手を背中だけで感じながらボールを常に遠い足に置く。③ 入れ替える(Spin)これが日本はかなり苦手です。例えば久保建英は日本ではかなり上手い。世界トップではもっと激しい。例えばCBが背負っています。ボールが入る。そこで肩を一回当てる。相手が踏ん張る。その瞬間反対へ回る。するとCBFWからFWCBになります。これをFront SpinReverse Spinなどと言います。世界では一瞬で前後が逆になります。練習背負った状態から半身だけで180°回る。レスリングのような練習も効果があります。④ 倒れない(Balance)これが日本は特に差があります。例えば三笘。プレミアで伸びた理由の一つです。相手が来ます。普通は倒れる。世界トップは倒れそうになった瞬間に次の一歩を出します。つまり体幹だけではありません。重心移動が異常に速い。だから押された↓倒れない↓さらに前へ進むとなる。練習後ろから軽く押されながらドリブル。押されることを前提にプレーする。なぜ日本人は苦手なのか私は育成環境が大きいと思っています。日本では「きれいなサッカー」が評価されます。例えば小学生。接触するとすぐ笛。「押すな」と言われます。ヨーロッパではかなり押しても流されます。だから子どもの頃から「接触しながらプレー」を覚えます。世界トップは何が違うか例えば世界最高レベルのストライカーは、ボールに触る前から勝負を始めています。例えば相手CBの腕を軽く外し、肩を当て、半歩ずらし、重心を逆にしてからボールを受ける。つまり、ボールを受ける前の2~3秒で勝負の8割を決めているのです。日本では「トラップがうまい」「パスが正確」といったボール技術に注目が集まりがちですが、欧州トップレベルではボールを持っていない時間の身体の使い方が非常に重視されます。日本代表でも参考になる選手日本人でも、この「ボディスキル」に優れた選手はいます。遠藤航:ボールを隠す技術、体を入れる技術、重心の使い方が非常に優秀。冨安健洋:相手を押し出すのではなく、肩と骨盤でコースを消す守備が世界トップクラス。三笘薫:接触されても次の一歩でバランスを回復し、プレーを継続する能力が高い。久保建英:半身の使い方や相手との入れ替わりは日本でも屈指ですが、世界最高峰のFWやMFと比べると、接触の強さや継続性にはまだ伸びしろがあります。近年はこの分野を「フィジカル」ではなくコンタクトスキルやボディクラフトとして捉え、育成年代から専門的に指導するクラブも増えています。技術・戦術・体力とは別の、「接触の中で優位を作る技術」と考えると理解しやすいでしょう。
2026.07.09
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7/5 2:00 CANvsMAR7/5 6:00 PARvsFRA7/6 5:00 BRAvsNOR7/6 9:00 MEXvsENG7/7 4:00 PORvsESP7/7 8:00 USAvsBEL7/8 1:00 ARGvsEGY7/8 5:00 SUIvsCOL
2026.07.04
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