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2005年06月30日
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「竹中プランのすべて」-木村剛-アスキー・コミュニケーションズ
・2003年3月18日 初版。
・前回読んだリチャード・クーの本では竹中氏の方策を叩いてたので、その反対意見もということで読んでみた。古い本だけど。
・竹中プランの解説に絡めて、木村氏の主張をインタビュー形式で説明していく、という形式。読みやすかった。
・感想から言うと、こちらのほうが正しいように受け取れる。クーさんが需要が少ないから財政出動するべきと主張するのに対し、木村さんは需要はあるが金がうまく流れないのが原因/そのためには正しい金融環境を整えるべき/よって日本の金融を握っている金融庁・銀行を改革しなければならない、という意見。まあ、経済なんて全くの門外漢だから筆者の好いように誘導されちゃうんだが。。それでもこっちの方が正しいような。。
・「とにかく不良債権処理をすばやく/正直に勧めることが大事。債権放棄を繰り返して健全な企業の経営を脅かすような企業(ゼネコン/ダイエー?)には退場してもらうべき。これらの企業がデフレを起こす一因にもなっている。」なるほど。
・特に銀行経営者・銀行系アナリストへの批判が強かった。言ってることもごもっとも。
 →公的資金を導入されても中小企業への貸し出しを増やさない銀行は悪/銀行に都合の悪い意見(不良債権の加速)は息のかかったアナリストにもっともらしい反対意見を言わせているのが現状/業績の悪い銀行経営者は目の前に迫った退職金を手に入れるため事実を明らかにしようとしない/こういった銀行を改革しないと日本経済は回復軌道に乗れない。
・ということはクー氏は銀行系アナリスト?不良債権処理の加速には大反対だったし、銀行の失策については全く言及がなかったし。俺もだまされやすいなぁ。

 -「新しい金融システムの枠組み」
  →"マイカル破綻"時の金融庁の失策に始まり、日本の金融システムは世界から信頼をなくしている。その信頼を取り戻すためにもしっかり監督し不要な銀行には退場してもらう。結果資金に困る中小企業が出てきた場合には手厚くフォローする。
 -「新しい企業再生の枠組み」
  →整理回収機構の問題点を是正し、「回収した債権は民間に売れ」と提言
 -「新しい金融行政の枠組み」
  →金融庁の「不作為の作為」(何もしないことで問題を悪化させる)という姿勢が銀行の怠慢を招いたということでこれを是正させる。
  →「申請主義」(銀行側が手を上げるまで金融庁のほうからは公的資金導入などのアプローチは出来ない)に縛られず、スピーディーに不良債権処理を進める。

・16年には結果が出る予定、と書いてあるが効果は?不良債権が減ったという発表が新聞に載ってたので、一応の成果は出たということかな?
  -ダイエーが再生機構入り→プラス評価。
  -問題銀行が破綻したというのは聞かない→マイナス評価。
 →道半ばといったところか。





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最終更新日  2005年06月30日 09時12分59秒
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