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カテゴリ：日々雑感

today diary

が学校から持ち帰ったトンボのヤゴ。前回のblog(6/13) でも紹介しました。

毎年、授業に使用される学校のプ－ル掃除は低学年が担当する。
冬場、凍結防止に張っておいた水を浅くなるまで抜くと、
前年秋口に産み付けられたヤゴがたくさん獲れる。

これを細かな網で掬って家に持ち帰れる生徒は持って帰る。
（まれに大人が虫が大嫌いで持ち帰りがダメな子もいる）

海浜公園などで見かけるトンボ。　大した綺麗な川や堤もないのに…
何処で羽化するのか不思議だった。
都会で代々生命を育んできたトンボは知っている。
どこの学校のプールの水がいつまであるかを。

そして例え羽化の日まで間に合わなくても、
子供らが家に持ちかえり育ててくれる事を。
毎年、低学年がプール掃除をする理由の一つです。
机上で学び得ない自宅観察の一環として…。

我が家にやって来て約一ヶ月過ぎの先日、無事に羽化した
隔週、ペットボトルを持ち、近くの公園の池から餌の豊富な水を汲んだり、
足りない餌は、近くの金魚屋

で仕入れた乾燥糸ミミズを与えたりした娘。

その甲斐あって大きく育ったヤゴ…、実はとても色鮮やかで大きなトンボの化身でした。
（羽化したばかりは、成虫と少し色が違うので名前は解りません…）

羽化を始めたのは、気象庁が梅雨明け宣言を躊躇っていた生憎の雨模様

の朝。
朝、起きてきて見つけ、大きな水槽に移し替えた山の神さん

。
水槽の蓋まで昇れる様に菜箸入れ、その時を心待ちに待った

夕闇も近い頃。ベランダで羽を乾かしていたが、気がつくと飛びたって居なくなっていた
あっけない別れ…トンボは知ってたんですね、翌日から晴天が続くことを。　

人間から見れば羽化したトンボの一生は、
僅かで一瞬の短い命かも知れない。
水で守られて永い時を過ごす水中生物。
最後は地上を離れ人間が適わない空を舞う。

トンボにとって十分過ぎるほどの時を生きてもらいたい。