ニノと大友監督が『めざましテレビ』に出ていたので?、感化されて『プラチナデタ』、観ました。やはり仕事帰りの21時過ぎ。開演が20時過ぎるとFEEが1200円になるもので
。終演が終電ギリギリなので逃すと映画館の駅に泊まる羽目になりますが、今のところ10回程度この時間に観てますが事なきを得てます。以下、これから観る方は「ネタばれ」なので、これから観る予定の方は以下、読み飛ばして下さい。要らんことを知ると折角の楽しみが台無しなので。

正直、『竜馬伝』と『るろうに剣心』の大友監督の作品にしてはイマイチ。大友さんが遺伝子工学とそれに基づく確率論に裏付けられた数理、プログラミングの理解が足りず、何かとチグハグになったように推測してます。エライ失礼なのかもしれないですが。『竜馬伝』と『るろうに剣心』を5点とすると『プラチナデータ』は2-3点くらい。大友さんには辛めに採点させてもらいます。
前半の神楽を浅間が追跡するシーン、特に商店街で神楽が追われるシーンは『竜馬伝』で岡田以蔵が追いつめられるシーンを彷彿とさせハラハラドキドキで良かったですが、後半の神楽の父の自殺のいきさつ、MOGULを神楽と浅間が協力して見つけ出す展開がややブツ切りで連続感が足りないのが残念。いろんな場面で「ちょっと唐突過ぎる」と感じました。小説の筋は殆ど覚えていないですが、小説ではMOGULを神楽と「警察、公権力の正義」に背いてまでも浅間が協力して見つけ出すに至る心の葛藤とかあって、もっと良かったような気がします。ここの「漠然たる自分の属する公権力が何かを隠ぺいしている疑義」に由縁する、浅間のMOGULに解明されるプラチナデータとは何かに辿り着きたい感が薄かった。後、杏、水原希子、鈴木保奈美は『るろうに剣心』の武井咲、蒼井優に比べると可愛くなくて惹かれないのも大きい。特に、「ノルウエイの森」の「緑」でもそうだったんですが、映画に出てくる水原希子は私が苦手。こないだ「嵐」の番組で水原希子が出ていて素顔の彼女はとても可愛くて「お願いされたら何でも許しちゃいそうな人(例えば、「ゆう君パパ、このカルティエのL RING, 3 HOOPS可愛いから、お願い買ってと言われると思わず買ってしまう」小悪魔な人)ですが映画に出ると、パパ的にはイケません。
。それだけ、大友啓史という男はもっと出来るという期待があるんです。

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