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五毒(性欲・物欲・名声欲・自尊心・競争心)に駆られれば如何に修業を積もうと異生羝羊住心(禽獣の如き心の段階)にて悟り遠く。 真言密教僧は「金」に圜礙(こだわ)らず。 貧しき者から1銭も金を摂らず。 其れ怠るば真言宗を去れ。 魍者などいらん。 如何なる艱難にも荼吉悉那(心身堅固)にて動かざること真言宗の義。 四魔(煩悩魔・陰魔・死魔・他化自在天魔)を擲つらば法術にて大地を揺らし、水を嶄くし、霹を落すこと易し。 天地操れぬ真言密教僧は去れ。 そのような戯けはいらん。
2009.10.31
有情(生きとし生けるもの)全て犠牲の上に「生かされている罪」を背負う。 人間も犠牲の上に「生かされてる罪」を胎の中におる嬰児の頃より背負い込み、三毒(貧・瞋・痴) 塗れで産まれる。 人が生きるために他の動物の屍骸を食べ、人が住むために猗の住処を壊し、常套とされる文明 にて毒を流し自然を破壊し続ける。 此の豸(地)で一番穢れた生き物は「人間」である。 故に常に贖罪に務めなければならない。 怠れば人は死滅する。
2009.10.27
生まれ生まれ生まれ生まれて世の始まり暗く。 三界((さんがい)欲界・色界・無色界)の狂人猖わすこと識らず。 四世(無常・苦・無我・不浄の此世を常・楽・我・浄と見誤る)の盲人盲廢なるを識らず。 死に死に死に死んで死の終わりに冥し。 悟り即ち己を知ること始まり也。
2009.10.26
僧侶の本分は圓(生)陰(死)関わらず苦して禍絡められたる者々に慈悲を施すことであり『檀家』を増やし、『金』を得ることに非ず。 襤褸布を宛がった糞掃衣を着、乞食の言葉を生み出した托鉢での『物乞い』を忘れてはならん。 金・名声・権力に圜礙るは凡夫と同じ有漏(煩悩を有する)である。 そのやうな戯け坊主が誦げる経に何の『徳』あろう。 それ故に悉地(真言秘法を修め成就した悟り)に至る僧少なく天地すら操れん。
2009.10.21
人の本質は三毒(貧・瞋・痴)也。 三毒(貧・瞋・痴)とは、嬰児宛らに貧にて饕り饕り限度無く、餓鬼宛らに己の愉を拒む輩に瞋恚りて呶鳴り呶鳴り自尊を剥き出し、畜生宛らに駈り駈り無痴愚痴にて「おれが! おれが!」と喚き散らす。 人の根源は傲慢無癡也。 傲慢とは明(物事の真実)を知らず愉しみにて求道心の沸かぬ異生羝羊住心(禽獣の如き心の段階)であり、無癡とは無明(物事の真実を知らない)にて犠牲によって「生かされている」罪を識らず十悪(意業[三毒(貧・瞋・痴]、口業[綺語・両舌・悪口・妄語]、身業[殺生・偸盗・邪婬]を犯し続けることである。 銭金に圜礙れば『陰徳』を失い、名声に圜礙れば『仏法』を失い、権力に圜礙れば『慈悲』を失う。 人は圓(生)陰(死)係わらず差別(しゃべつ)無く苦して禍絡められたる者々の己の欲得の犠牲になっていることを知り、心身潔めるものを身に付け、経の一つも誦む習慣を付けなければならない。
2009.10.15
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