とある虎キチ商社マンの。。

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2012.11.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『記憶力のいい人もいれば、あまり良くない人もいます。しかし、完璧な記憶なんてものはありません。自分の記憶力に自信のある人は、目をつぶり、知っている人の顔を思い浮かべてみてください。自分の顔でもいいです。いずれにせよ、細かいところまで完璧にイメージすることはできないはずです。これで、私たちの記憶が見たり、聞いたり、味わったり、触ったりしたものとイコールではないことが証明されます。

心理学者のDan Gilbert氏が彼の著書『Stumbling On Happiness』で説明するところによると、私たちの脳は必要な詳細については記録するものの、残りは必要な場合に思い出すようにできているのだそうです。
私たちの経験は複雑に編み込まれたタペストリーのようになっているのですが、これは記憶に基づいて保存されているのではなさそうです。むしろ、スペースの関係で圧縮され、大事なポイントのみ、要約された形(「ディナーは期待はずれだった」)になっていたり、キーポイントの集約(ステーキ固い、ワインにコルク、横柄なウェイター)だったりします。

後日、その記憶をもっと詳しく思い出したくなったとき、脳は経験の集まったタペストリーを編み直すのですが、そのときに少しだけ記憶を偽造するようにできています。この偽造は実にスムーズに、自然に行われるので、私たちはあたかもそれが実際に経験したことで、細かいところまですべて頭に入っていたと思い込んでしまうのです。

研究者のDaniel Schacter氏は、記憶の仕組みは未来を想像する過程と似ていると言っていますが、Gilbert氏は彼のリサーチを参考にし、以下のようにまとめています。

研究者たちの間で考えられているのは、私たちが未来を想像したり、仮定したりするときに記憶が重要な役割を果たしているのではないか? ということです。そして、その役割を詳しく調べることで、記憶の仕組みがもっとわかってくるのではないか、と考えています。なぜなら、そこから過去の経験を何通りかに組み合わせるシステムや、間違った記憶が出来上がる過程もわかってくるからです。

私たちは、これまでの経験で記憶が完璧ではないことがわかっています。前述のSchacter氏の研究から、重要なことが2つ示されました。一つ目は、私たちは過去の出来事を思い出すのも、未来を想像するのもあまり得意ではない(双方のプロセスが同じだから)ということ。二つ目は、記憶は完璧ではなく、脳は間違った記憶を引き出してしまうということです。これが頭に入っていれば、次に誰かの記憶が間違っていたときに、その人に対して優しい気持ちを持てるかもしれません。






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Last updated  2012.11.09 14:26:14
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