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こんばんは🤗
10月3日より季節は二十四節気「秋分」の末候、第四十七候「水始涸(みずはじめてかるる)」入り。田んぼの水を引き、稲の刈り入れを始める頃となりました。

「涸」は水が干あがることを意味し、七十二候「水始涸」は、田んぼの水を抜いて落とし(落水)、稲刈りの準備を進める時期を表していますが、七十二候の元となった中国の古い書物『礼記月令』や『准南子』では「陰気ますます強くなり水涸る」とあり、夏の湿気が去って乾いた秋の気配や、草木が潤いを失って枯れ色に変わっていく情景を表しています。
水田の水を落水させるのは通常、出穂後約30日、稲刈りは40〜 50日後とされていますが、稲が実って美味しくなるのは、この水を切ってからの登熟期間で、秋の残暑が欠かせません。黄金色に実った稲穂が一面に広がる中、乾いた土へと整えることで、大型の機械を入れた収穫作業や、刈り取った稲の乾燥作業をスムーズに行えるようになります。
しかし近年は、田植えも、稲刈りも、昔に比べると全国的に早くなってきていて、「落水」が行われるのは8月の所が多くなっているそうです。
かつての人々は、水田の水の管理を通して深まる秋と収穫の訪れを感じ取っていました。実りの秋の到来を告げるとともに、農家のたゆまぬ勤労と自然への感謝の気持ちを呼び起こさせる、情緒あふれる言葉です。
七十二候「水始涸」に関する俳句
「水涸れし日の忘られず虹の石」 後藤比奈夫

七十二候「水始涸」の時期の札幌の季節だより
この頃の札幌は、「さっぽろオータムフェスト」も10月3日に終了し、朝夕の寒さが一段と増し、秋の深まりを肌で感じるようになります。札幌の平地でも、紅葉が始まり、街を彩る街路樹のハナミズキやナナカマドの実が鮮やかに赤く色づき始め、近郊の恵庭岳や手稲山からは山頂付近の初冠雪の頼りが届き始める季節です。
市内の公園や近郊の農園ではリンゴの収穫が最盛期を迎え、大通公園の周辺都心部を中心に旬の味覚を楽しむ人々で賑わいを見せます。爽やかで冷涼な秋風とともに冬の足音が少しずつ近づき、さっぽろ羊ヶ丘展望台などの見晴らしのよい丘からは、色づき始めた美しい景色を一望できます。