PR
フリーページ
<若いうちは「自分に投資」と飲み会参加や、買い物をしまくっています
マスコミに出ている良い店とか、世の中のことは知ってるつもり。でも貯金はないし、習い事とかに投資した方がよかったのかも。(27歳・PR会社)>
という相談に対する村上龍氏の回答(P97抜粋)が今日のタイトルだ。
「「わたしは甘えているのでしょうか?」(27歳・OL)」
村上龍著:幻冬舎文庫
本書は、現代の<経済的格差による生きにくさ>に対しては、<「元気に頑張る」よりも「とりあえす生き抜く」>という価値観を重要視し、毎日の生活や職場や恋愛にまつわる<無名の「個人」>の<「バカバカしくも切実な悩み」>の相談と回答を集めたもの。
「はじめに」で彼はいう。
<悩みやトラブルへの対処は、まず現実を直視することから始まる。そこにはさまざまな不公平や矛盾があるが、とりあえず最初の一歩を踏み出すためには、もっと深いところで自分自身を肯定することが必要だ。>
彼は、オレも普段思うような身近で、なんでそんなことを悩んだり、思ったりするのだろうといった相談を、現実を直視することを前提に、根拠がない楽観論や頑張れといった感情論を排除して、真摯に、また、そっけなく答えている。
本書は20代後半から30代前半の女性と20代の男性、それを両者と向き合っている中高年者にも一読を勧める本です。でも、みんなに、どうしても読んで欲しい本ではありません。村上龍氏の言葉はだれしもが共感できるとは限らないからです。
ここでは、あと1つだけ相談と回答の抜粋を紹介しておきます。あとは本を読んでね。
<努力すれば報われるって・・・・・・。これ、本当でしょうか?>
これに対する回答が「13歳のハローワーク」などを引用しながら2ページを割き、最後は次の言葉でまとめている。
<まずは、自分にとっての「努力」と「報われる」を、正確に把握しないといけない>
・・・それが分からなければ、答えはまるで違うし、答えられない・・・と述べている。
まだ外山滋比古氏の本など読みかけの本があったけど、また、久しぶりに行きつけのブックセンターに行ったら、どっぷりと本に浸ってしまった。
自らチェンジしようと自分に思い込ませようとしているTackeyでした。
読みたい本 March 13, 2012
読み進めるのが怖くなる本 October 22, 2011 コメント(1)
第一章 精神と文体に関する思想 September 29, 2011
カテゴリ
カレンダー