躰道∞(無限) 

2005年11月16日
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テーマ: いい言葉(573)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 【磁気】

 砂鉄の運命というか力というか。その辺の砂や土の中には一粒が能力を持って潜んでいる。
 ちょっとした広場の片隅で磁石を持った少年がかがみこみ、地面をなぞっている。磁石を持ったその手は、突風が吹けばホコリにかわる土の上スレスレでだ。磁石の先には砂鉄があごひげのうっとおしい様子でへばりついていた。重力に逆らっている。


 【選択】

 寿司を食う、と一言でいっても選択肢は二つになる。回転寿司か非回転寿司屋かだ。子供がうるさくて、や資金の面でという場合は回転寿司になり、くつろいで上物の脂を味わいたいときはそれなりの雰囲気を求めて店を選ぶ。どちら選ぶにしろタバコの銘柄と同じく慣れてしまったほうにいくようになる。


 上の【磁気】【選択】には共通点がある。【磁気】では一つの地面であってもただただ重力にまかせて居座る物質と、磁力を持つ砂鉄とがある。一見して地面としてしか捉えないでしまいがちだが人間界にも同じようなことがある。それは同じ人間として集合したときにわかる。一つの物事を成し遂げると考えたとき、そのためには生き方はこうである、あらねばならぬ。というふうに考える。すると、どんな物を目指した集団であっても共通して分けられるものは妥協する側としない側である。わずかなりとも磁力を含んだ鉱石であっても重力に勝てないものはどれだけの電磁石を用意したとしても引きつけることは不可能だ。だからといってその鉱石を責めても仕方のないことだ。この仕方のないは妥協ではなく事実だ。そのものの存在が磁石とは関われないほど他所に性質をもっているからだ。ところが人間のように「私は磁石さんのことが好き」と鉱石が磁石を求めるならば鉱石は砕かれ、いや、砕いていただいて、砂鉄となり、ここでようやく磁石に受け入れられるのである。鉱石くんは自分の性質を変えて磁石と接触することができた。人間でもこれは同じで、求めたほうは求められた側に妥協を求めてはならない。いや、それで成立するならばどうぞその程度でがんばってほしい。妥協というものをしない人は何かに目標を置いているから、まずは自分自身の人間形成をすることを主として考え行動する。その中でも人は寄ってくる。よってきてもその目標にたどり着くまでは旅と同じであるから余計な荷物は必要ない。しかし、同じ道を歩き目指す仲間なら歓迎し、それ以上に頼りになるものはない。

 ただし、ある世界に潜むイルミナティのようにその団体の一員になりすまし、実はその中の一角で団体の本質に逆らうといったような別の思想を抱いている場合は断言していても崩される恐れはある。それを破壊という。知らぬ間に破壊の方向に進んでいる場合も少なくはない。それでも、「知らぬま」を打開し気づく方法はある。「この人のいうことは妥協だ。嘘つきだ。」それを自分のいいようにだけ解釈しないで本質の部分をみることだ。見るだけで、その中での居場所を気にしてしまっていたら後から言い訳がでるだけだ。「~思ってはいたんだけど」って。

 【選択】はどういうことか、寿司屋のどちらかが良くてもう一方が悪いと言いたいのではない。それは、自分のわがままで金もないのに高級寿司を食えば借金を余儀なくされるか、口の中のシャリをもごもごさせながら街中の暗闇をもとめて走ることになるだけだ。うるさい子供をつれて静かな雰囲気をぶち壊しても注意一つしない笑ってミニカーを手渡すのはいかがなものか、となる。味がどうこうというより、磁力と同じく引きつけあいもしていないのにその場所を求めるほうが無理やりテープや接着剤を用いてよっていってもその磁石を汚すだけだ。姫路城に全部サッシとエアコンを完備させたらどうだろう。

 自分のことが認められない場合は自分が妥協家か嘘つきか身勝手か……、言い出したらきりがないが、自分がもう一人いたらそいつと団体行動をとれるかと考えてほしい。妥協家の場合は丸く収まるだろう。ただし、その影では悪口は絶えない。俗にいう陰口が。

 根本的に自分の考え方より彼の彼女の考えのほうがより目標に向かっていると気づいても、そこまでする必要はないだろう。と思ってしまう人がいるとする。だけど、自分もいちおう近づきたい、とも思っている。
 いちおう、や、その程度の人がその世界で得ることはなにもない。ただし考え方が変わればすぐにでも人に認められるようになる。本質が変わらない限り、本質が違う限り、根本的なものが変わらないかぎりは。

 大根の種をまいて、人参を求める。そんなことをしてはだめだ。「人参がほしい!」と頑張るのではなく、そのためには種を手に入れなくてはならないのだな。と考えを変える。ところが、自分が借りた畑の土は大根を植えるのは適しているが人参には適さない。そこで、勝手に土を入れ替えるわけにはいかない。だってほかの人のもの場所なんだもの。そこに合うものを選択せねばならない。どーしても人参っ!と頑張るのであれば、場所を変える以外に方法はない。






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最終更新日  2005年11月16日 15時06分18秒
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