
日本は台風の通り道ですが、フィリピンも同じように台風の通り道であるため、昔から大変な目に遭ってきました。
フィリピンに台風が襲来するのは、年間20回から30回で、そのうち上陸するのは約9回にもなります。
日本の場合は、台風が上陸するのは年間3回前後ですから、多いように感じてもフィリピンに比べれば少ないですね。
被害も深刻で、2004年には死者が千人以上、家屋の損壊は13万棟に及びました。
フィリピンの気象庁では、台風シーズンには4段階の警報を出し、注意を呼びかけています。
警報の第一段階は、小さな木の枝が折れる程度の暴風。
第二段階は、ココナツの木が倒れたり、傾いたりする暴風で、一部の学校や会社が休みになる。
第三段階は、全てのバナナの木が倒れるほどの暴風で、全ての学校や会社が休みになる。
第四段階は、大木が根倒しになるほどの暴風で、この段階になると非難するのも遅すぎるらしい。