パクス・ジャポニカ Vol.2

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2017/05/14
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テーマ: 史跡めぐり(507)
祝田坂の戦い

徳川家康が命からがら 浜松城 に逃げ帰った時、供回りの数もほんのわずかだったそうです。

浜松城から国道257号線(旧姫街道)を北へわずか1kmほどいった「犀ヶ崖」には、三河武士たちの壮絶な戦の跡が残っています。

三方原古戦場犀ヶ窪碑.JPG
犀ヶ崖にある三方原古戦場碑

国道脇には、徳川家康の身代わりとなって武田軍の前に散った、夏目房信の碑が建っています。
三方原古戦場犀ヶ窪夏目吉信碑 (1).JPG
夏目房信は三河一向一揆で反旗を翻した時、処刑されそうになったところを家康の寛大な処置に救われ、以後はずっと恩義を感じていたそうです。
ちなみに文豪夏目漱石は、この夏目吉信の末裔だそうです。


また、三方原の 一言坂の戦い
三方原古戦場犀ヶ窪本多忠真碑.JPG
本多忠真の顕彰碑
幼くして父親を戦で亡くした本多忠勝にとって、叔父の忠真が後見人であり、親代わりでもありました。
本多忠勝にとっては、実の父親を失うほどに辛かった最期だったかと思います。


命からがらに浜松城に戻った徳川家康にとって、三方原は人生唯一の負け戦と言っても過言ではなく、人生最大の危機でもあったかと思います。

浜松城の南側には、その時に徳川家康が鎧を掛けたとされる「鎧掛の松」がありました。
浜松城鎧掛松.JPG
鎧掛の松
代替わりして3代目だそうです。

浜松城に戻ってきた徳川家康には様々な逸話がありますが、「しかみ像」もその一つでしょうか。
「しかみ像」とは、自身の慢心を戒めるために自身の姿を描かせたとされる絵で、 岡崎城 にはその姿が像となって置かれています。
岡崎城徳川家康しかみ像.JPG
しかみ像(2010年8月 岡崎城


武田軍が浜松城に迫りくる中、徳川家康は城門を開いた上にかがり火を焚かせたため、「何か策があるにでは」と警戒した武田軍は、浜松城に近づけなかったと言います。

さらには犀ヶ崖で野営中の武田軍に夜襲をかけ、崖の下に追い落としたと言われています。

三方原古戦場犀ヶ窪.JPG
犀ヶ崖
この時に布を張って橋に見せかけ、橋を渡ろうとした武田軍を追い落としたことから、「布橋」の地名も残っています。

現在でも毎年7月に行われる「遠州大念仏」は、宗円僧侶が三方原での両軍の戦死者を弔ったのが始まりとされています。

三方原古戦場犀ヶ窪資料館.JPG



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最終更新日  2017/07/03 07:58:30 PM コメントを書く
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