やっぱり日々の思う事

2012.03.25
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名古屋の小学校1年生の時から一緒だった連中と新宿で会った。

一人マメな友人カメラマンがいて、つなげてくれた。
男二人。
女三人。
東京にいるのは私と男カメラマンのみ。

まず行ったら、「おぼえてなーい」と
言われる。えへへ。
その子は小2の時に転向してきた子で

千葉から来て、千葉へ戻ったらしい。
私は彼女に関するいくつか覚えていた。よかった。
彼女はシャネルのスカーフを巻いて
カルチェのリングをして
一児の母で、主婦で
そこは西武新宿駅なのに
JR新宿駅までタクシーに乗ろうか思案していた。

もう一人は数ヶ月前にあったニューヨーカーで、
今度マルセイユでイギリス人と結婚しきあげるの、という人で
ヒーティックが売れてるよって、ヒートテックの事いって、
皮パンはいてたよね、黒の。


何より先にかわいそうな目で見られる。えへへ。
ごめんね、気使わせて。

そこへ男子登場。
先のシャネル、「覚えテナーイ」と再び。
バカだったから、と連発してる彼女だが、

そして覚えてないことをそんなに明るく言うこの人は
善人だな、と思う。

その男子はものすごい赤ら顔、つうか酒やけ風でずんぐりむっくりで
毛が濃く、一気に女子のテンションが下がるを感じる。

しかし、彼は医者である。

その後、新聞社カメラマンの友人も加わり、会が始まる。

その中でもっとも印象深かった話。
当然昔話をするのだが、その中で
なぜ、あの子とあの子がもてたのか、という話になる。
私とカメラマンで「ボインだからに決まっている」と盛り上がる。
女の子達は「えーそんなの見テナーイ」となる。

私はハタとなった。
その子はアホだから覚えてないのか
私が女が好きだから覚えているのか。

そんな軽いショック症状の中。ボインの話で盛り上がっていると
医者が言う。
「でも、その時俺はベキリンソンが好きだったけどね」

空気が凍る。
おい、医者よ。
何せ、
ノーメークかわいそうなズタ袋女を不細工なおっさんが好きだったと言っているのだ
盛り下がらないわけがない。

ボインの話の中で
「でも」から始まることでわかるように
私は小学6年生で130センチしかなかったような、胸って何?というような状態だった。
(今は平均身長)

私はもちろんその事を知っていた。
直接言われたこともあったし
彼の母がうちの母に「うちの子がベンソンちゃんを好きで好きでねえ」と
言ったらしい事もあった。
でもって
「小6のとき、覚えたての英語使って一度ILIKEYOUってメッセージに書いたんだけど
後にLOVEって言葉がある事を知ってすごくショックだった。そう書けなったことが」という。
更に盛り下がるよね。
「なんで好きだったかって理由なんかなくて、見てるだけでいいって言うか」
ニューヨーカー、テンション下がりきった声で言うよね
「ストーカー…」

で、なんとなくトークを切り抜けていって
バレンタインの話で花が咲いて
ニューヨーカーが「私のチョコへたくそって超バカにされてサー」なんて
あはは、なんてやっていたら
医者が「俺はベキリンソンにもらえなかったことを覚えているけどね」

……再び一同豪雪地帯だよね。

そんな医者も二児のパパかつ、今度双子が生まれるって言うし、
家族連れでアメリカの病院へ留学もするっていうし、えらいと思う。

帰りの電車、出張で東京に来てた彼となぜか電車がしばらく一緒で。
しんみり少し話しをした。

家に帰ってきて
私が考えたこと。

ありがとうっていえなかったなって。

人生で一番後悔することってこれだって、気がついた。

勇気を出さなかったことや
頑張らなかったこと
だまされたこと
たいしたことない。

悲しいのは
「偽った」こと。

愛は小さなときから存在すると私は知っているから
あえて躊躇なく使わせてもらうと

彼は人生の前半で、たぶん、一番私を愛してくれた人である。

私は愛した人達の事ばかり考えていて
愛した人たちからの影響ばかり見つめていたんだけど

それはとても横柄で傲慢なことだな。

小学生ながら彼がずっと私を見ていたことを知っていた。
彼が私を理由もなく認めてくれて
小学校卒業してからも電話をくれたりして
私は彼を誠実な人だろうと思っていたし、好きだったんだと思うけど
ただ、彼のいかにも男女っぽい「つきあいたい」という気持ちにはまったく応える気にはならなかっただけだ。
ただそれだけの事だった。

私は彼に対して常に鼻くそほじってるような態度だった。
余計な気を持たせるのは悪だと思っていたし
それでいんだと思ってた。
深く話したこともない人間をそこまで愛する事ができるのかなんて
まったく信じられないと思ってたし。
ほら、よくあるじゃないの。私の何を知ってるんだよって、さ。若気のなんとかで。

私、間違えてたな。

鼻くそほじってる態度は悪だった。
私は誠実に想いを説明するべきだったし
そしてあんなにいつも好きだ好きだといってくれたことは
私の情緒をどんなに安心させてくれてたんろうって
やっと気がついた。
家族がクソだった時代。
学校で友達だけが救いだった時代。

あなたがいたから
私はたぶん、ずっと安心して生きていられたと思う。
未来を楽観することさえ、助けてくれただろう。

「相応」な態度が取れなかったこと

その時その瞬間に故意に誤答を返し続けたこと

これは現行の痛みで、傷そのものだ。
偽ったことはこの世で一番後悔すべき事で
嫌悪されるべきことで、疑いのない悪だ。
自分をふくむ世界のすべてを裏切る行為だ。
大げさに聞こえる?
ほんじゃあ、君はまだ気がついていないのだ。
あんときまでの私のようにね。

ごめんなさい。
私を認めてくれてありがとうね。
いつも見ていてくれてありがとうね。

あなたが好きでいてくれて怖いことは何もなかったし
自分勝手なことも何一つしなかった。
ただ、好きだと伝え続けてくれた。

どんなにそれがすばらしいことだったか
どんなにそれが貴重なことだったのか
おろかな私は20年もたってやっと気がついた。

ありがとうって。
目を見て言うわ。
そして詫びるわ。
次に会えたならね。
今の幸せな君には迷惑かもしれないけど
私は今、長らくの証明を経て、やっと君に正答を返すことができる。





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最終更新日  2012.03.25 20:30:28


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しろ↑ @ エム ハプビさん。ですね。こう考えるとすごい…
ハプビ @ Re:それはよかった(12/04) しろ↑さん そうですね。 撃沈しまして…
しろ↑ @ それはよかった ハプビさん、素敵ですなあ。 さらに一生…
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