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2009年12月28日
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カテゴリ: 本の紹介


序章 経済合理的に考えるヒント
第1章 クレジットカードが世の中のカラクリを教えてくれた
第2章 借金から経済の秘密が見えてくる
第3章 素晴らしきリゾート生活
あとがき ハワイの鯨

橘玲の本。
ぼくはクレジットカードの仕組みについてあまりよくわかっていなかったが、少しは分かるようになった。消費者、カード会社、加盟店の3者の間は以下のような関係にある。
クレジットカードの仕組み.JPG
カード会社は加盟店からの手数料+保険料ではあまり利益が上げられない。

宣伝費の高いカード会社はポイント還元率が低い。
カード会社はまた、保険会社の代理店もやっている。販売手数料は販売額の5~50%程度。だからカード会社は躍起になって保険にも加入させようとする。

第2章は借金について詳しく書かれている。
金貸しは、実は世間で思われているほど楽な商売ではないらしい。
約束どおりにカネを返してくれる人ばかりではなく、返せないと開き直られた挙句に自己破産をされると、完全に損失になってしまうということだ。
前から、「なんで利息はカネに困っている人(信用リスクの高い人)の方が高くて、返せそうな人(信用リスクの低い人)のほうが低いのか」疑問に思っていた。信用リスクの高い人はただでさえ、返済が大変なのに、利息が高くなるとますます返せなくなるではないか、と思っていた。しかし、利息は金貸しの視点から決まる。仮に信用リスクの高い人の集団の貸し倒れリスクが20%(5人に1人が返さない)、信用リスクの低い人の集団の貸し倒れリスクが5%(20人に1人)が返さない、とすると、焦げ付いた不良債権分を返してくれる人たちに均等に割り振って商品設計をする。だから信用リスクの高い人は利息が高くなる。

相変わらず、論の展開がわかりやすく、シニカルな文章だが、勉強になった。





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最終更新日  2009年12月28日 20時17分03秒
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