翻訳立国トラドキスタン

翻訳立国トラドキスタン

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

人口500万人の国

人口500万人の国

Calendar

Favorite Blog

二十四節季の立秋に… New! Mドングリさん

暑い夏 funa-bomさん

辞書も歩けば 翻友会さん
SOHO翻訳者の仕事部屋 まな!さん
おうち外国語 yukkochan7732さん

Comments

http://buycialisky.com/@ Re:「英語力は幻想」の証明(06/28) cialis soft generico impotenciaenter si…
http://viagraessale.com/@ Re:「英語力は幻想」の証明(06/28) is viagra legal without a prescription…
ありません@ 見るな 逝ってよし(´-ω-)★ http://e29.mobi/
アクティブゲーミングメディア@ はじめまして 翻訳ブログからきました。 とても参考…
しね@ しね ほかのやつはURL書いてるやん なんでわた…

Freepage List

2007.02.13
XML
カテゴリ: 留学生村



 では、これまで書いてきたことを踏まえて、次の文を見てみましょう。

 Half of the patients with Crohn’s disease had a raised CRP level and this correlated positively with clinical disease activity.

× クローン病患者の半数はCRPが高値を示し、これは臨床的活動度と正の相関をなしている。

 一見、別に何の問題もないようですが、実はこれには重要な問題が含まれています。連用形のあとには基本的に「、」が来ます。「、」は「止まれ」の合図です。「は」も止まれの合図です。
 ここが逆説であれば、「高値を示すが、」のあと、「これは」とつながり、何の問題もありません。いったん逆説という「警告」を受け取っているので、かなり慎重に動き出していますので、再び「は」で止められても生理に反するようなことはありません。ところが、「示し、」といったん止まって、さあ行こうと思ったとたん、また「は」で止められるのは生理的にいささか不快なのです。
 言語というものは須らく、意識下でこういう快不快の原理で成り立っています。

 連用形+「、」のあと、前の文の名詞またはそれを代名詞で受けたものに「は」をつけない。この原則を守ると、文の印象がぐんとよくなります。もちろん、誤訳も防げます。原文の感触を正しく伝えることができるようになります。
 上の訳もよく読むと、「これは」が微妙におかしいのです。



 Half of the patients with Crohn’s disease had a raised CRP level, which correlated positively with clinical disease activity.

 もともと、こういう「これは」の使い方は日本語になかったはずで(少なくとも「これが」であったはず)、関係代名詞を訳す必要性から、お経みたいに「(そして)これは」、「(そして)これは」と唱えてきたために、その微妙なおかしさ、不快さに鈍感になってしまったのです。
 たかが「は」ひとつというなかれ、そのたったひとつのものが日本語に実におおきな取り返しのつかない影響を及ぼしているのです。人類だって、あんなちっぽけなヒト免疫不全ウイルスにかきまわされているではありませんか。
 こんなちっぽけな「は」の方が、「怒り心頭に達す」などの「誤り」よりもはるかに大きな被害をもたらすものなのです。
 この「は」ひとつで、翻訳者の思考が麻痺し、日本人の思考にも大きな影響が出ています。(つづく)

人気ランキング青バナー ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.02.13 01:34:34 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: