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2007.03.28
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カテゴリ: 暴動
 手長は足摺に言われるまま、「暴徒」らを講義室に誘導した。
 大した混乱も起きず、無秩序に周囲を取り巻いていた者たちが、意外に小さな空間に収まった。
 足摺はいきなり、いちばん前の中央に陣取った「オクトリングエ」の中越社長を名指して「中越さんともあろうお方が、暴徒の真似をするとは、」と言った。
「暴徒とはまた人聞きの悪い」
「こんな大人数で押しかけてくるなんて、暴徒でなくていったい何だと言うのですか」
「何をおっしゃる。そちらこそ、私一人と話し合いの約束をしておきながら、ほかにこれだけの人数を呼び寄せ、さんざん表で立ったまま待たせた挙句、応接室ならぬこんなだだった広い講義室に通すなんて、失敬にもほどがある」
 威勢のよかった足摺は、次の句が継げず、手長の方を見た。
「手長くん、本当か、それは」
 その時、女子社員の一人が声を上げた。

「それじゃあ、この騒ぎはいったい何だというのか」
 足摺と中越とがほとんど同時に同じ科白を口にした。

 会場はざわめいた。
 あちこちで、事態を訝しがる声が、くすぶったように現れては消えた。
「われわれだって、ちょっと耳に挟んだもんで、面白そうだから行ってみたらということで来ただけなのに、まさかこんな大勢集まるとは思ってみなかったよな」

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Last updated  2007.03.29 21:29:21
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