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2007.06.30
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カテゴリ: 学生村




 質問者4 しかし、練習問題は必要なんじゃないでしょうか。

 加野 もちろん、必要です。でも、それは別の意味でです。

 質問者4 別の意味でですか。といいますと、、。

 加野 何事にも学習段階というものがあります。言語の学習では、これから学習する言語がどういう言語であるかを知らなければなりません。それが知識段階です。ところが、みなさん、語学学習でよく遭遇すると思うのですが「ええ、なんでそんな回りくどい言い方をしないといけないの」とか、「なぜ、その意味を表現するのに、そんな言い方をしないといけないの」とか、「なぜ、これがその意味になるの」などという疑問をもつはずです。疑問なんかじゃなくて、時には腹立たしい思いにかられることもあります。でも、この言語はこうなんだと納得しないことには、いつまでたっても次に進めません。これが了解段階です。

 質問者4 それで練習問題が応用段階に相当するのではないのですか。

 加野 違います。学校でやる練習問題というのは、知識段階、了解段階がきちんと身についているかを確認するということであって、応用することにはなりません。文法を覚えて、いくつか単語が与えられて、しかるべき文を組み立てさせるということは、単にこれまで教えたことをしっかり覚えているかどうかを確認するだけのことで、応用からは程遠いものです。そんなことをやっていると、文法知識を活用して文を組み立てる練習をすることが、語学力の向上につながると思いこんでしまいます。とんでもない勘違いです。生徒だけならともかく、教える側も勘違いしているから困るのです。

 質問者一同 それがつまり、学校で6年間英語をやっても話せるようにならない理由ですか。

 加野 そうです。それと同時に学校でみっちり英語を勉強した者をしかるべき方法で訓練するとすぐに上達する理由でもあります。了解段階までをほぼ終了していますから、すぐに応用に入っていけます。ところが、知識段階や了解段階を終えていない者に、話せることが大事と言って、いくら会話学校に通わせても上達しないのは当たり前なのです。


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Last updated  2007.06.30 10:18:41
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