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2007.07.08
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カテゴリ: 学生村



 質問者6 スポーツよりもむしろ囲碁や将棋に近いという点について、もう少し詳しく説明をお願いしたいんですが、。

 加野 私はどちらかと言えば囲碁の方がよくわかるので、囲碁との比較で行きますね。囲碁にはルールというものがあります。これがいわば文法ですね。囲碁のルールは至極簡単で、あまりに簡単すぎて面白みがわからない人が多いほどです。ルールさえわかれば、確かにゲームができるんですが、ルールだけわかっている者同士で碁を打ってもちっとも面白くない。文法だけわかって、それを頼りに文を組み立てても、文が生きていないと感じるのと同じです。
 碁には石の力学とも言えるようなものがあって、どの石も同じ強さのはずなのに、その配置によって強さに差が生じ、効率よく配置した方が勝つようになっています。
 言語もそれと同じで、基本的にはできるだけ少ない労力で、自分が伝達しようとする情報を伝えることができるのがいちばんいいわけですが、そんなことを一から自分で考えるのは不可能です。ですから、これまで先人たちがどのような表現、どのような言い回しを用いてきたかを知らなければなりません。
 それが囲碁の定石に相当すると思うのですが、定石というものは覚えて忘れるものだと言われることがあります。
 定石なんかいくら覚えても、それだけでは実戦で役に立たないということですね。
 だから私は、アマとプロの差は定石の差ではなくて、その定石を超えた何かの差だと思っていたんです。ところが、あるとき「いや、そうじゃなくて、プロの方がアマよりはるかにたくさん定石を知っている」ということを聞いたんです。

 質問者6 えっ、どういうことですか。矛盾しますよね。 

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Last updated  2007.07.08 02:00:22 コメントを書く


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