たんぽぽ730

たんぽぽ730

Sep 7, 2025
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カテゴリ: 登山
初めての富士山は、プリンスルートから!

富士宮新六合目→宝永山→御殿場口登山道→浅間大社奥宮→剣ヶ峰→お鉢巡り
→御殿場口登山道→砂走り→御殿場口真五合目

8月28日(木)

近くの御胎内温泉健康センターで入浴、夕食を済ませ
水ヶ塚駐車場に車を止め、シャトルバスで富士宮口五合目へ。
バスを降りると小さな売店があった。

登山道に入るところにゲートがある。
スマホにダウンロードした許可証を見せ、宿の予約済みを確認してもらい、通過。

新六合目の宿まで30分もかからなかったが、
その間に、何人かの下山者とすれ違った。
今日は、ほぼガスガスだったそうだ。

今夜のお宿、雲海荘。
宿泊者は全部で8人。
広々ゆったり泊まることができて、布団も清潔で心地よかった。

夕食はお約束のカレー。ビールで乾杯した。
8時頃には布団に入ったが、なかなか眠れなかった。

8月29日(金)

2時頃トイレに行ったついでに外に出てみると、麓の夜景と星が見えた。
着いた時にはガスっていたので、天気回復が嬉しかった。

外から戻ると他の3人も起きていた。
出発する前にお弁当を食べてしまおうとなり、
まだ3時だけど、ヘッデンの灯りで朝食にした。

4時登山開始。
雲海と麓の夜景が入り混じってきれいだった。

富士宮ルートを直登せず、水平移動。
第一火口の中を横切って宝永山を目指す。
東の空に木星と金星が良く見えた。

宝永山の頂上でご来光を待った。
我ら以外に若いお兄さんが一人いただけだった。
雲の隙間からお日様がひっそりと出てきた。

御来光と雲海と麓の景色を堪能して、宝永山を後にした。
さあ、富士山頂を目指す。
馬の背では強風でウインドブレーカーのフードを被った。

いつの間にか雲海が広がり、麓が見えなくなっていた。
雲海層から歩いてきた道が見える。
暗くて分からなかったけど、火口の中を歩いてきた。
途中、暗闇の中で第一火口の標識を見た。

御殿場ルートに入ると風が弱まった。
富士山は行列で登る印象があったが、
ルートと時間帯が他の人と違っているので、登山道は貸し切りだった。

少し登って宝永山を見下ろす。
火口壁の一番高いところが山頂なんだ。

七合目、八合目と区切りの良いところに小屋があるので
富士山はトイレの心配が要らない。
水やスポドリも購入できるので荷物も軽く済む。

キャタピラ化―が物資を運んでいた。
結構な勾配の斜面を走るので、技術が必要だろう。

標高3,192Mを越えたら、私の未知の標高になる。
北岳山荘で高山病に苦しんだので、緊張しながら登る。
経口補水液やスポドリを多めに取り
呼吸を整えながらゆっくり歩いた。

標高を上げると、地面が赤くなってきた。
富士山を歩いているのだと実感する。

山頂の鳥居が見えてきた、もう少し!

時計回りに少し歩いて、頂上浅間大社奥宮に到着。
ここでしばし休憩し、山ランチ。
私は持参したパンとリンゴを食べた。
山友さんは千円のカップ麺を購入して「結構うまい」と食べていた。
70歳以上の登頂者には贈り物があると言うことで、
数えで70歳になった主人が出向き、記帳して記念の扇子を頂いてきた。

お腹を満たして、お鉢巡り開始だ。
火口に沿って時計回りに一周した。
まずは、火口の最高部、剣ヶ峰を目指す。

火口の中を覗いてみる。
いろんな角度から写真を撮った。

剣ヶ峰に登る斜面は急で滑りやすかった。
ブルドーザーが砂埃を上げながら、我らの脇を下っていった。

日本最高峰富士山剣ヶ峰の標識の前で記念撮影をした。
さすがにここは混雑していて、順番待ちをして写真を撮った。

剣ヶ峰から見た火口全体。

雲の切れ間から南アルプスが見えた。

こんな素敵な山座同定表も。
でも、今日は雲多めで多くは見られなかった。

吉田口ルートから登り切った小屋にたどり着いた。
やっぱり賑やかだった。

小高いところに登り、吉田口ルートの山小屋の集まりを眺めた。
ここは賑やか。頂上銀座だと思った。
そして、遠くにはや八ヶ岳も顔を出していた。
うっすら河口湖が見えた。
河口湖は、この場所から見えただけだったから貴重な一枚。

山中湖は宝永山からずっと見え隠れしていた。

ぐるっとお鉢巡りを終えると、
先に着いていた仲間の一人が大転倒したと焦っていた。
だいぶ足に来ているらしかった。

少し休んで仕切り直しをして、下山開始。
御殿場ルートの来た道を戻り、
途中から大砂走りへコースを取った。

火山岩のゴロゴロした小石と砂が混じった道を走るように下った。
大砂走りがずっと続く。
始めは面白かったけど、だんだん疲れて飽きてきた。
まっすぐなので先が見えて、うんざりした。

それでも、三時間半で御殿場口五合目のバス乗り場に着いた。
水ヶ塚駐車場までバスで戻り、靴を履き替えたりした。
ゲーターを付けていたのに、靴の中に火山岩の黒い小石が結構入っていて驚いた。

昨日、入った温泉でまた汗と砂埃を流して
夕食も済ませ、無事帰路に着いた。

3,192Mの北岳に登った時に高山病になり、山頂直下の診療所で点滴をした貰ったり
2,400Mの立山室堂のホテルでも、朝起きたら高山病になっていた。
今回は3,776Mだから心配したけど、元気に行って来られた。
日本最高峰の富士山に元気に登って来られて感激だった。






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Last updated  Sep 23, 2025 01:16:36 AM
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