京阪鋼索線(男山ケーブル)は、全長400メートル(水平長)、411メートル(勾配長)、高低差82メートルです。勾配は平均20.5%、最大20.6%、最小20.3%です。鉄道では「‰(パーミル)」の単位を使いますので、それぞれ10倍の値になります。
軌間は1067ミリの狭軌です。べつに乗り入れるわけでもなく、軌間は自由に設定できるはずですが、枕木などの汎用品を使うことを考えると、狭軌や標準軌に合わせておくほうが有利なのでしょう。
ちなみにケーブルの直径は34ミリです。
鋼索線の軌道
線路とケーブル
線路の中央にあるのがケーブルです。現在のケーブルは2号車用です。1号車だと左側の滑車にケーブルが入ります。
さて、かぶりつきにすわって、男山山上駅を目指しましょう。
発車してすぐ
左に緩やかにカーブしながら登っていきます。
中間点はトンネル内
男山ケーブルは、よく見かける「単線交走式」です。中間点は行き違いのために複線になっています。ちょうどトンネル内にあるので、トンネルは大きめに掘られています。
分岐点
「(こちらの車両は)左右、どっちの線路に入ると思う?」
どこのケーブルカーに乗っていたときか忘れましたが、小さい頃、そう親父に質問されたことがあります。通常の鉄道ならポイントが切り替わっているのが見えるのですが、ケーブルカーの分岐点には可動部分がありません。
よく見ると、ケーブルは右側の線路へと続いています。つまり、こちらの車両(2号車)は右側の線路へと進むことが分かります。
右側の車輪はレールを両側から挟む形になっており、レールに沿って自動的に右側に入っていきます。ちなみに左の車輪は幅広で、レールに乗っかっているだけです。
この原理を知った時、子どもながらに感激したことを思い出しました。
行き違い
1号車との行き違いです。トンネル内なので、窓に車内の光が反射し、うまく撮影できませんでした。難しいものです。