随心院の境内の周りを、反時計回りにまわってみました。途中には鳥居が立っていたりして、なんとも奇妙な光景です。


随心院の周囲を回った裏手(東側)には、文塚と呼ばれる碑があります。傍らの案内には「深草少将を始め多くの貴公子より寄せられたる文章を埋めた塚と伝承さる」と書かれていました。
ここに出てきた「深草少将」は、後の室町時代ごろに創作された「百夜通い(ももよがよい)」の話に出てくる人物です。謡曲「通小町」の前段として出てくるそうです。
小町の「百日通ったらあなたの許に参ります」という言葉を信じ、深草少将は99日通い続けます。しかし99日目のその日は雪が降っていました。門前までたどり着いた深草少将は、その場に倒れ、再起できなかったということです。
99日までは通って100日目は別の人に通いを頼んだという話もありますが、とにかく成就することはなかった点は共通しています。恋愛中の方は訪れないほうがいいのかもしれませんね。
ところで、日にちを数えるのに、カヤの木の種を使ったと言われています(少将が持参したとも、小町が自分で数えたとも、両説があるようですが)。後日、カヤの種を小野の土地に蒔いたそうで、小野の界隈には立派なカヤの木がいまでもあるそうです。
梅が咲き出していました 2018年01月21日 コメント(2)
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