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Verdiさんさんやっぱシラグーザは素晴らしい、期待どおりのネモリーノ。
シラグーザの歌声は音符が見えるようです。弱になろうとアップテンポになろうと、一音一音クリアで、しかもビロードのようにやわらか。本当に心地よい。
発するものすべてを受けとめることで、心が満たされます。
ベルカントの雄、たいへん堪能しました。大満足です。
きびしい意見も見ました、アディーナのニコル・キャベルですが、わたし的には意外とよかったです。
アディーナの声質かと言われればもちろんクエスチョンマークですが、高慢で世間知らずな田舎娘の雰囲気をよく出していたと感じます。
何より全編落ち着いてきちんと歌う真摯な感じが、最後のアディーナのネモリーノに対して抱く気持ちと重なって共感できました。
で、これは、今日は着実に淡々と振った、指揮のジュリアン・サレムクールの采配によるところが大きいのかなとも思いました。
サレムクールは、事前のコメントとかで見た、ノッて感情こもる感は今日はあまり感ぜず、どちらかというと知的にすすめていたように感じました。
自分が熱くならない分、歌手にお任せするという感じです。
まあうまくこなしといたと思います。
愛の妙薬は、イカサマ師のドゥルカマーラがうまいかどうかで、舞台の出来が決まるとわたくしは感じているのですが、今回のレナート・ジローラミは期待を満たしてくれました。最後アディーナを包み込んであげるような感じになりながら、結局世間をうまく回るイカサマ師でした、というオチをうまく演じています。
ベルコーレの成田博之さん、ジャンネッタの九嶋香奈枝さんも、個性が出ていてよかった。
なんといっても明るくファッショナブルな舞台が見る人の気分を楽しくさせてくれました!
あと、今日のオケ、金管と太鼓が気持ち良かった(^^)v
指揮 ジュリアン・サレムクール
演出 チェーザレ・リエヴィ
美術 ルイジ・ペーレゴ
衣装 マリーナ・ルクサルド
アディーナ ニコル・キャベル
ネモリーノ アントニーノ・シラグーザ
ベルコーレ 成田博之
ドゥルカマーラ レナート・ジローラミ
ジャンネッタ 九嶋香奈枝
新国立劇場合唱団東京交響楽団
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