PR
Calendar
Comments
Verdiさんさんデヴィーアは最初から最後まで完璧、圧巻は3幕でした。
体だけでなく心も弱いヴィオレッタでした。常に誰かに支えていられないと生きていけない。だからアルフレードお坊っちゃんを支えなきゃならないときは幸せになれないんですね。
3幕でアルフレードが見違えるように人間的成長して現われて、初めて頼れて幸せになれるはずが、時すでに遅し。
ジェルモンの手紙を繰り返した後の「遅いわ!」の一言、突き刺さりました。
気高く、芯は強いヴィオレッタではなく、本当は弱いヴィオレッタ。デヴィーアは激しい感情表すことなく、抑え目な感情で、演出や指揮の要望どおりにみごとに演じて歌いました。
今の時代、こういうヴィオレッタの描き方って珍しいかも。
グランヴィル医師が最初から最後までかたわらに付き添っていたのが印象的。特にデヴィーアには気丈なイメージを抱いていただけに、ちょっとビックリ演出です。
音楽的にドラマティックに盛り上げてほしい場面も、じっくり聞かせるみたいになって、欲求不満になったのは事実。
堀内さんジェルモンとデヴィーアの2幕はなにものにも変えがたい。
村上さんアルフレードは、今回人間的にどんどん成長していくストーリー。最後3幕でヴィオレッタを包み込めるようになりました。やっぱここのヴィオレッタとのやりとりよかったですね~[m:50]
指揮 園田隆一郎演出 岩田達宗
ヴィオレッタ マリエッラ・デヴィーア
アルフレード 村上敏明
ジェルモン 堀内康雄
フローラ 鳥木弥生
ガストン 所谷直生
ドゥフォール 三浦克次
ドビニー 柿沼伸美
グランヴィル 久保田真澄
アンニーナ 家田紀子
ジュゼッペ 山内政幸
使者 江原実
召使 秋本健
藤原歌劇団合唱部
東京フィルハーモニー交響楽団
スターダンサーズ・バレエ団
2013(平成25)年9月5日(木) 新国立劇場オペラパレス
ヘンリー・パーセル作曲 妖精の女王 北と… 2015年12月13日
ドン・ジョバンニ(モーツァルト作曲 全2… 2015年09月13日
ランスへの旅 藤原歌劇団公演 2015年07月05日