たろへいブログ

2024.06.09
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W先生に処方してもらった「フリバス」は、効き目が落ちるのではないかと心配していたが、服用して1週間を経過しても、ナフトピジル(日新)と全く同様の効き目があった。S先生閉院で一時はどうなることかと悩まされ、約3年間、ナフトピジル(日新)しか自分には効かないと思い込んでいたので、肩透かしを食らったような状態であった。でも、だんだんと「自分の体に合う薬で本当に良かったな」という安堵のような気持ちになっていった。

ということで、手術までの薬の心配は無くなった。あとは、手術までの準備、心の準備であった。

W先生から、Holep手術に関する同意書なるものを手渡されていた。そこには、手術の合併症・偶発症とその発生率、発生時の対応が書かれていた。記載されていた内容は以下の通り。

「合併症
1.術中の出血は少なく、輸血が必要となることは稀です。極まれに術後出血が治らない場合があり、止血術を行う場合があります。
2.前立腺を切除する際に前立腺の外側の膜を越えたり、膀胱に傷がついたりすることがあります。尿道カテーテルの留置で自然にふさがります。
3.腎臓や前立腺、精巣上体に炎症が起こり、発熱が持続する場合があります。抗菌薬で治療を行います。
4.尿道カテーテルを抜去後に再出血する場合があります。止血術を行う場合があります。
5.肥大した前立腺を除去した後も尿が出ないことがあります。その場合は再度尿道カテーテルを挿入します。

7.射○しても○液が膀胱内に出てしまい、尿道から出なくなる人が半数の方にみられます。健康上は問題ありません。」

手術の同意書には、家内にサインしてもらった。

「この手術したら、もう子供作られへん体になってしまうらしい」と言って家内に同意書を手渡したところ、「あんた、まだ子供作りたいの?」と半ば呆れ顔で受け取る家内。続けざまに、「あんた、それとも、他で子供作るようなことしたいんか?」と強烈な突っ込み。「そんなこと、、ある訳無いやろ(汗)」とぎこちない返事をしつつ、家内は何の躊躇も無く同意書にサインをするのであった。

自分の健康を取り戻す手術ではあったが、実は何かを失うような寂しさもあった。
でも、この時の自分は、残りの人生、健康を取り戻して生きていきたい、という気持ちの方が強かったように思う。





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最終更新日  2024.06.09 21:38:57
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