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「今期の納税額は、法人税、消費税合わせて500万円です。」
その金額を社長が聞いたのは、納期限の3日前だったそうです。
会社の通帳には、それだけの残高がないので、個人の預金を取り崩さなければならなかったそうです。
しかも、現在1日に引き出せる預金の残高は制限があります。数日間で、仕事そっちのけで金策に走ったということでした。
この会社は、毎月税理士に依頼して、会社で入力した会計データを監査してもらっていたらしいのですが、データだけのやり取りだけに終始。(会社のパソコンでは、試算表等の帳票を確認することができないソフトだったみたいです。)
税理士は、試算表など期中のデータを一切示さなかったため、会社では、決算確定まで、予想される税額すら知るすべがなかったようです。
ですから、社長は、冒頭のような納税資金のために金策に走らなければならない状況になってしまったのです。
よくよく会社の話を聞いてみると、税理士だけに非があるようではないようでした。
中小零細企業の社長は、ほとんどそうだと思いますが、常に会社の先頭に立ち、陣頭指揮をとっているため、いつも忙しい。仕事以外のことについては、つい後回しになってしまう。
前出の税理士も社長に何度も面会を求めたそうですが、忙しいという理由で、断られたようです。そんな状態が常態化し、ここ最近では、決算時だけしか顔を合わせることはなかったようです。
最近は、会計データのやり取りもインターネット経由でできるようになったので、ずいぶんと便利になりました。
だけど、本当に伝えたいこと、重要なことについては、顔を突き合わせて話をしなければ相手に伝わりません。メールやファックスで伝えることには、限界があります。
税務申告も電子化されていますが、そういうデジタルの世界になんとなく違和感を感じます。
恥をかくことができれば・・・ 2009.09.02
税額シミュレーション 2009.09.01
カブトムシの卵 2009.09.01