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カテゴリ: Science
「系外惑星―宇宙と生命のナゾを解く―」(井田茂、ちくまプリマー新書)を読む。

天動説と地動説、ニュートンの万有引力の法則、ケプラーの法則、天文学の歴史からはじまって、宇宙論、惑星形成の理論、そして太陽以外の恒星の周りを回る「系外惑星」の話、果てには地球外生命に関する話までを、最新の研究成果をもとに解説した1冊。

平易な言葉遣いと卑近な例を多く使って、判りやすく書いてあり、専門外の人でも読みやすく、宇宙や惑星、生命の誕生の物語にロマンを感じさせる。また、科学の研究として何が判っていて、何が判っていないかということや、科学とはどういうものか、といった、本論とはちょっとそれる話もなかなか面白い。

ただ、著者の他の本にも見られるのだが、科学者の書いた本にしては基本的な用語の誤りとか不適切な表現が幾つか見られたのが残念。私が気付いたのは、以下の箇所だ。

P.21に全く同じ文が2回繰り返されている。これは単なる校正ミスか。

P.87の「ミクロンメートル」は、ミクロンかマイクロメートルのいずれかであろう。P.155ではちゃんと「ミクロン」と書いてあるのに。

P.142の「衝突の後」は「衝突の跡(もしくは痕)」のことだろう。

全体にわたって何箇所かに認められたのは、「水素は原子の数が1つ、ヘリウムは原子の数が4つ」というもの。この「原子」は明らかに「質量数」も誤り(ただし重水素などを除けば、の話)。水素原子1個だろうと、ヘリウム原子1個だろうと、原子が1個であることには変わらないのは、当たり前の話。

本自体は面白いから、余計にこういう誤りが気になってしょうがない。


系外惑星―宇宙と生命のナゾを解く―





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Last updated  2012.03.18 17:24:24


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