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カテゴリ: Book Review
「Boy's Surface」(円城塔、ハヤカワ文庫JA)を読む。

4篇からなる中篇集。いずれもSFといっていいだろう。題材としては、数学・計算・言語といったところで、古典・漢文・海外文学からの陽あるいは陰な引用、古語などの難解な用語の使用があるかと思えば、数学・物理などの専門用語が頻発する。久しぶりに国語辞典と漢和辞典がなければ読めない1冊。

そして、相変わらずストーリーはお話になっているのかどうかさえ判らない。本人による巻末解説を読んだら余計に頭の中がこんがらがる。帯には「文学が、円城塔に追いついた。」とあるが、私はこれを文学とは呼べない。

ただまぁ、自分としてひとつ失敗だと思ったのは、この手の本はゆっくり(何度か、あるいは何度も読み返しつつ)、かつ素早く(各中篇の途中に栞を挟むことなく一気に)読んでしまうべきであるのに、そうしなかったことである。ただでさえ前後関係(過去・未来関係や、ストーリー展開の順序)が判りにくいのに、下手な読み方をしたために、頭の中が余計にこんがらがってしまった。

しかしまぁ、これは一体何なんだろうね、ホントのところ。


Boy's Surface/円城塔





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Last updated  2012.06.12 09:09:24
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