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カテゴリ: Book Review
「インビジブルレイン」(誉田哲也、光文社文庫)を読む。

「姫川シリーズ」の文庫化最新作。ある殺人事件の捜査中、犯人の名前のタレコミが入ってくる。ところが上層部は、捜査線上にそのオトコの名前が挙がっても決して追及してはならないと言う。

そんなことを言われると余計に捜査したくなるのが姫川で、単独捜査に乗り出す。そして次々に明らかになる真実…。

いつもの姫川シリーズと違うなと感じたのは、普段は冷徹に捜査を進める姫川が、今回は心情的にかなり揺れ動いているところだ。最後に姫川が何をどう感じたのか、はちょっと書ききれてないかなぁという気がする。あと、ストーリーの終盤に種明かしが詰まり過ぎているという感もある。まぁそれを差し引いても、推理モノとしては十分楽しめるのだが。

そして相変わらず入れたくなるツッコミ。漢字のミスが多い。特に「収まる」と書くべきところを「治まる」と書いている箇所が多い。例えば「携帯の振動が治まる」とか、「物事がうまく治まる」とか。「火照りが治まる」は合っているのかな。

あと、「瑞・珠・玲」に共通する部首を「王偏」としているが、実はこれは「玉偏」が正しい。まぁ見た目が「王」なので「王偏」と思っている人も多いでしょうが…。

ちなみに本作は映画「ストロベリーナイト」(竹内結子主演)の原作。「ストロベリーナイト」はまず2時間単発でドラマ化され、その後帯でドラマ化、そして今回の映画化なのだが、私は最初の2時間単発だけ見てがっかりしたので、帯は見てないし、この映画も見るつもりはない。はっきりいって姫川は竹内結子のイメージではないというのがその理由。

誉田作品のドラマと言えば、「ストロベリーナイト」の前に、「ジウ」(多部未華子・黒木メイサ主演)が帯で放送されたが、こちらも不出来だったと思う。まずやはり、主人公のイメージが多部・黒木ではない。おまけにこの2人は芝居が下手。周りの出演陣も「いかにも数字獲りにいってますね」的なしょうもない感じだった。4、5話目くらいまでは見たのだが、そんな理由でそれ以降は見ていない。


インビジブルレイン/誉田哲也





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Last updated  2012.08.11 09:13:35
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