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カテゴリ: Book Review
バートン版「千夜一夜物語・第1巻」(大場正史・訳)を読む。

一度全部読んでみたかった千夜一夜物語。昨冬にバートン版(計11冊)を購入したのだが、やっと手をつけ始めた。

そもそも何で読みたいと思うようになったかというと…話はだいぶ遡って、私の学部生時代のこと。声優の金月真美さんが「Moonlight Lips」というラジオ番組をやっていて、その中で千夜一夜物語をモチーフにしたラジオドラマをやっていたのである。役回りとしては、金月さんが語り部で、丹下桜さん&バカボン鬼塚さんが「言霊(物語の登場人物役)」だった。

それから月日はどどどーっと過ぎてしまったわけだが、有名作品ということもあり、やっとこ35歳にして読み始めたのである。で、まず気付いたのが、語り部の名前。「Moonlight Lips」では「シェーラザード」であり、でなければふつう「シェヘラザード」だと認識していたのだが、このバートン版では「シャーラザッド」で、妹に「ドゥニャザッド」がいる。そんなことも初めて知ったのである。

でまぁ、それは置いといて(ってホントに置いといてはダメなのだが言葉の綾として)、話自体は何故シェーラザード(←この表記で勘弁して)が王様の語り部になったのかというところから始まる。何とこの王様、ふとしたことから女性不信になり、一夜をともにした女性をそのたび殺してしまい、毎晩違う女性と過ごしていたのである。

で、もちろんそんなことをすれば女性の数はどんどん減る…そんなわけでシェーラザードの登場である。彼女は王が楽しめる話をすれば生きながらえるという条件で、妹とともに王につきしたがったのであり、そんなところから語り部シェーラザードの話が始まるのである。

話自体は童話的なもの・寓話的なものといろいろあるが、大人が読んでも十分楽しめる話が多い気がする(まだ11分の1しか読んでないが)。

それにしても、と思うことが2つある。1つ目は、メチャクチャ金持ちな人が大量に登場すること、そして2つ目は、かなりきわどい性描写というか…つまりHなシーンが多いんである。アラブ(イスラム)圏って、戒律とか厳しいという印象があったから、これはちょっと意外であったが、逆にこれこそが真のアラブ世界を描いているのかもしれないなぁ、などと思いつつ、とりあえず2巻に突入していく私である(そういえば長~い前書きに、そんなことが書いてあったような気がする…)。

あと、先に書いておくが、11巻を一気に読みとおすつもりはない。他にも読みたい本は死ぬほどあるので、話の切れ目で適当に間を置きながら気楽に楽しもうと思っている。






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Last updated  2013.02.05 20:32:05
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