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カテゴリ: Book Review
「階段途中のビッグ・ノイズ」(越谷オサム、幻冬舎文庫)を読む。

上級生が学校内でマリファナを吸って退学処分になったため、廃部寸前の軽音楽部。唯一の部員と言ってもいい啓人と幽霊部員の伸太郎が、文化祭で演奏することを目指して部員集めに奔走し、顧問を探し、練習場所を探し、練習を重ね…と頑張っていく青春小説。

時に流行の音楽はヒップホップやダンスミュージック。軽音楽部が伝統的に守ってきたロックは落ち目。そんな中でも啓人たちはロック一筋でやっていく。そしていざ本番の文化祭では…。

軽音楽部のバンドメンバー4人を中心に、その周りを固める女子生徒との恋愛模様や、教師たちとの対決など、「いかにも」な感じの学園モノである。だがそれがまたイイのである!

ロック一筋ということで、作中にもアメリカのロックバンドやロック歌手の名前、歌の名前がたくさん出てくる。それを啓人たちが日本語なまりの英語で歌っていくシーンも多い。しかし残念なことに、私は洋楽もロックも判らず、原曲の歌詞が判らないので、ひらがな表記の歌詞も元ネタが判らない。唯一知っていると言える(それもかろうじて)曲は「We Will Rock You」くらいで、それがクイーンの曲であることも知らず、「クイーン」って誰? ってな感じの私ではあるが、それでも十分作品を楽しめたのは、誰もが通って来た高校時代・青春時代のキラメキをVividに描いているからだろう。越谷の面目躍如といったところか。

ただし、伏線(ミステリじゃないので伏線と言うのは正しい表現ではないかもしれないが…)が簡単に判ってしまったのは残念。まぁそれはそれでとっても面白い話の構成の一要素なのだが。

青春小説っていうところでは、高校と大学の違いさえあれど、「キケン」(有川浩、新潮文庫)に通じるところがあるかも。どちらも誰もが体験する(した)であろう青春時代を舞台にしており、読んでいて、あるいは読後に、共感できたり羨望の気持ちを持ったりできるところは共通していると思う。

さて、それでは青春小説らしいところを1箇所引用させて頂こう。



因みに私はこの作品を2日で読み切った。その理由は「マック図書館」と「電車図書館」にある。前者はマックでのコーラひとつの注文での読書、後者は電車の中での読書である。後者は今回は初めて京王八王子まで行った。しかも各駅停車で。その方が時間がたっぷり使えるから。今回は京王八王子まで行ったが、今度は高尾山口まで行ってみようかな? それとも橋本まで? 本八幡は何度もやってるし…山手線ひたすら周回ってのもいいかも。



これで今年51冊目。


階段途中のビッグ・ノイズ/越谷オサム


キケン/有川浩







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Last updated  2013.09.29 21:31:02
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