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カテゴリ: Book Review
「感染遊戯」(誉田哲也、光文社文庫)を読む。

いきなり巻末解説からの引用で恐縮だが、

おそらく読者は本作を読み終えたあと、ふたたび全体を読みなおしたくなるでしょう。

そんな作品である本書は、中篇4篇のように見えるが、最初の3篇が最後の1篇につながって、いわゆる「パズルのピースが全部嵌る」という状態になるのだ。

さて、作品の内容だが、相次いで(元)高級官僚殺害事件が起こる。それは単独犯による連続殺人なのか、それとも個別に犯人がいるのか…そんなミステリを抱えながら話は進んでいくという、内容と構成が一致していないと描けない作品で、なかなかついていくのが難しい。登場人物は多いし、人間関係も複雑に入り乱れていて…なので「再読がオススメ」なのである。

私は本書を一気に2日で読んでしまったが、一気読みしたが故に細部に目が届かず、最後の第4篇でどうやって全ての話がまとまったのか、正直よく判らない。人物相関図でも書きながら読まないと…。

でもまぁそんな作品にも気になるフレーズがあったので、いつものように引用させて頂く。

人を殺したら、償いは命でしか、いや命でもできない。できないが、それでも命を差し出すしかない。

そう、この国は欺瞞と偽善に満ちている。
最悪なのは、騙される側に回ること。
同じくらい悪いのは、騙す側に回ること。

いろいろ思うことはあるが、取り敢えずこれで今年65冊目。


感染遊戯/誉田哲也





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Last updated  2013.12.02 20:25:59
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