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カテゴリ: Book Review
「龍神の雨」(道尾秀介、新潮文庫)を読む。

事故で母を失い継父と3人暮らしをする兄と妹。両親を亡くし継母とささやかな生活を送る兄弟。一見すると無関係に見える2つの家…それが運命によって絡み合い、負のスパイラルとなって急転直下していく。4人の運命は? という話。

推理モノとは気付かずに進んでいくが実は立派な推理モノ。警察も探偵も出てこないが。そして「犯人」と「事件の真相」に辿り着いたとき、私は「まさか」と思わされた。こういう話、好きだわ。新しいタイプの推理モノに出会えた感じ。そして最後のグッと切ない感じは普通の推理モノにはない、純文学的な感じがした。

ただひとつ気になった点を…過呼吸になった時に「ビニール袋」を当てるというシーンがあるが、過呼吸にビニールは危険である。吸い込んでしまう危険性があるから、「紙袋」がいい。私も一度過呼吸で病院に運ばれた経験があるが、その時に「ビニールではなく紙」と説明された。それを思い出したのである。

これで今年16冊目。


龍神の雨/道尾秀介





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Last updated  2014.03.16 12:57:31
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